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第二十七部 弟の受難シリーズ〜 パンツ一丁で台風〜
今回の犠牲者(?)も、もちろん弟です。
昭和ならではの、とんでもない思い出を笑って読んでいただけたら嬉しいです。
いつだったか、台風が近づいてきた日のこと。
雨も風もどんどん強くなり、家中がガタガタと音を立てていた。
すると父が、窓ガラスに小さな穴が開いているのを見つけた。
姉と私は、
「服脱いで!」
弟はあっという間にパンツ一丁にされると、
「あの穴をベニヤ板で塞いでおいで!」
と、台風の真っ只中へ放り出された。
弟は大喜びで外へ飛び出し、ベニヤ板で穴を塞ぐと、そのまま台風の中を走り回って大はしゃぎ。
びしょ濡れになって家へ戻って来た
滝のような水滴をポタポタと床に垂らしながらも、どこか誇らしげな顔をしていた。
私はその姿を見ながら、
「こいつ、本当にアホだなあ。」
と思った。
今では絶対に笑って済まされない話ですが、当時の弟はなぜか大喜びでした。




