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【草薙陸 → 白澤 事案報告】
案件名:海難救助隊員・佐伯亮太 失踪事案
概要:
海難救助隊に所属する河童因子持ち、佐伯亮太が失踪。同僚の人魚・渚紗より里に連絡あり。現地調査の結果、崖下岩場にて未確認の因子痕跡を発見。その後、亮太本人が海面に出現、意識混濁の状態で保護。
結末:
亮太、無事保護。命に別状なし。因子への直接干渉を受けた形跡あり。加害因子の正体は不明。亮太本人の証言では、「飢えている」「足りない」と繰り返す何かに、内側から乗っ取られかけたとのこと。
所感:
亮太さんが最後まで守ってきたものが、掟の重さだけじゃなかったことが、話を聞いて分かった。「人の世界の間借り人」という言葉、あれは我慢というより、彼なりの筋の通し方だったんだと思う。俺も、そういう生き方を、里でずっと教わってきたはずなのに、今回改めて突きつけられた気がする。
正体不明の因子については、正直まだ手探りだ。「飢えている」という言葉が、やけに引っかかっている。ただ強いだけの敵とは、少し違う気がする。
未解決事項:
・加害因子の正体
・白澤の言う「他の場所での類似痕跡」との関連性
・亮太さんを狙った動機(単なる遭遇か、意図的な標的か)
以上。次に何か分かったら、また連絡する。今回もらった情報で、少しは足しになったか?




