【草薙陸 → 白澤 事案報告】
案件名:情報屋"夜行主"(間宮悠人)保護、および身元不明の男の正体判明
概要:
黒服による因子干渉を受け、行方不明となっていた夜行主こと間宮悠人を保護。本人は自身の因子について自覚なし。回収した資料の中に「三輪」の名を発見。父・叢雲に確認したところ、廃工場付近で接触した男の正体が判明。
結末:
悠人、現在は里で保護中。当面、身の安全のためここに留まる予定。身元不明だった男の名は、三輪玲。三輪総合警備保障の跡取り。父曰く、俺とあの男は、幼い頃に一度会ったことがあるとのこと。
所感:
正直、この報告が一番書きづらい。
悠人の持ってた古い写真、あの男と俺が並んで写ってた。悠人には「似てる」と言われたし、めぐは「一緒に笑ってる景色を見た気がする」と言った。俺自身には、まるで覚えがないのに。
父は、あの男が「俺の敵として生まれたわけじゃない」とだけ言った。それ以上は、まだ話してもらえない。父が何を知っていて、何を守るために黙っているのか、正直まだ分からない。
ただ、これだけは言える。あの男との間には、単なる偶然じゃ片付けられない何かがある。
未解決事項:
・三輪玲と自分の間にある、幼少期の関係の詳細
・父が語らずにいる過去の内容
・悠人自身の"力"の正体(本人はまだ無自覚)
・警備会社側が、なぜ悠人の情報網に目をつけたのか
以上。次、話せることが増えたら、また連絡する。




