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【草薙陸 → 白澤 事案報告】
案件名:廃工場における黒服集団との接触、および身元不明の男との邂逅
概要:
夜行主からの情報を元に、廃工場を調査。因子タイプ・呪術タイプ、両方を含む黒服の一団と接触、交戦。統率の取れた動きで撤退される。その後、工場外にて身元不明の男と遭遇。戦闘意思はなく、名乗らないまま姿を消した。
結末:
黒服との衝突は痛み分け。負傷なし。身元不明の男については、素性・目的とも不明のまま。
所感:
黒服たちの連携は、正直、予想以上だった。因子と術を、まるで駒みたいに組み合わせて使ってくる。夜行主の言っていた「工業製品のように扱う」という言葉が、実感として重く響いた。
それより気になってるのは、あの男のことだ。巡が「知ってる」と、迷いなく言い切った。俺自身には、まるで心当たりがないのに。それに、あの時──体の内側が、妙にざわついた。牙が警戒して、癒が静かになって……普段とは違う反応だった。
うまく言葉にできないが、あれはただの「敵」に対する反応じゃなかった気がする。
未解決事項:
・身元不明の男の正体
・巡の記憶にある「昔の出来事」の詳細
・黒服の指揮系統、組織の全体像
以上。次、また分かったことがあれば連絡する。




