再会は突然に
まだ日の上がり切らない早朝、ユッテとアフラは護衛がいない事を確認し、ホテルの玄関から大通りへと歩み出した。
石畳の道に背の高い建物が並ぶ町並みは、まだ殆ど格子戸を閉めていて、薄暗くひっそりとした佇まいを見せている。因みに既に靴を交換し、お互いに靴を入れ替えて履いていた。
「たまには通りを歩くのもいいわね。それに、この靴なら外でもコットを引き摺らなくてとてもいいわ。交換してもらえて良かった」
ユッテは時折欠伸をしながらアフラに手を引かれ、暗い道を歩いて行く。
アフラは時折警戒したように立ち止まり、周囲に殆ど人もいないひっそりとした町並みを見回した。
「そう言えばここは一人歩きしたら危ないって言われていたわ。危ない人がいるのかしら」
「この時間なら人もあまりいないから大丈夫よ」
そう言って二人はエーテンバッハ修道院まで、店の並ぶ大通りを歩いて行った。
エーテンバッハ修道院の礼拝堂へ入ると、高い天井に響く聖歌隊の声がハーモニーとなって耳朶を包んだ。それは朝の教会の雰囲気とも調和してとても神々しい。
(キレイだわ)
ユッテが囁くと、アフラはニッコリと笑顔で頷き、参列席の一番後ろの席へユッテを手招きし、共に席に座った。
聖歌を歌う中にはフィオナの姿もあった。心が洗われるような透明で美しい声をしている。
聖歌が歌われるのは、早朝ミサが行われる前だった。修道女達は夜明け前から聖書の唱和と観想をし、コーラスの練習を始め、順次人が増えて多くの聖歌が歌われる。その聖歌を聞かせようと、アフラは早起きして眠たがるユッテを連れて来たのだ。
聖歌が終わると、司祭がやって来て早朝ミサが始まった。
二人はそのままミサにも参列して、聖体拝領のパンを貰った。
その後二人はアフラの泊まる宿泊棟へ行き、待合室で朝食を食べた。
さっき貰った聖体拝領のパンがあるのと、飛び入りのユッテの分もスープを出してもらえたので、二人揃って食べることが出来た。
そこへ副院長がやって来た。
「お早うございます、お二人とも」
「おはようございます」
アフラは椅子から立ち上がって挨拶を返した。
「今日は早朝のミサへのご参列、有り難うございました」
「頑張って早起きしました」
ユッテはそう言って微笑んだ。
「一つ良い知らせがあって来ました」
「良い知らせ?」
「一週間後にエックハルト先生が近くの修道院に来て講義をされるそうです。ヴィンテルトゥールのトュス修道院という、ここから北へ馬車で二時間ばかりの場所ですが、馬車さえ都合が付けば行けると思います。受講されますか?」
「わあホントですか! 是非行きたいですが、馬車があるかしら?」
ユッテは胸を張って言った。
「私の馬車があるじゃない」
「そんな、ユッテさんお忙しいのに、そこまで私に付き合ってもらっていいんですか?」
「いいの、いいの。二週間ここの学生をする許可は貰って来たわ。一緒に行きましょう?」
「わあ。ユッテさんありがとう。イャッホウ! じゃあ、またエックハルト先生の講義が聴けるのねー。夢みたい! ヒャッホウ!」
アフラは小躍りをして喜んだ。ユッテと副院長はその喜びぶりに少し圧倒されつつ笑った。
そこへフィオナがやって来て、アフラを見て言った。
「こら、無断外泊ー。加えて朝帰り!」
「ご、ごめんなさい」
アフラは急にしぼんだように謝った。昨日急に泊まることになってしまったので、謝るより無い。
「他の人なら懺悔室ものですよー」
と、フィオナは脅かして来るので、アフラはさらに謝った。
「ごめんなさい。ごめんなさい。回数なら何回でも謝りますから許して下さい」
朝食を食べていたユッテも立ち上がって言った。
「アフラは私が宿に引き留めたの。私のせいです。規則違反でしたらご免なさい」
「まあ、外の逗留者なら規則外です。でも今は仮入学の学生だと聞きましたよー。学生にはいろいろ規則があるんですよー」
副院長が言った。
「まだ規則の説明はして無かったですわ」
そう聞くとフィオナは勢いを落とした。
「副院長が言ってないようでしたら、まだ免除のようですねー」
「よかったー」
アフラは心からほっとしたように息を吐いた。そして思い出して言った。
「ところで、フィオナさん、歌がとてもお上手なんですね」
副院長が言った。
「そうなの。この子はウチの期待のホープなのよ」
フィオナは少し気まずそうに笑った。
「私の声通らないから、判らないでしょう?」
「判りますよ。主旋律ですし。とても綺麗で上手でした」
「そう? 自分では皆と一緒の声になってしまって聞こえないの」
「聞こえなくてもあんなに綺麗なハーモニーになるんですから、不思議ですね」
アフラがそう言うと、副院長が感心したように言った。
「そうね。毎朝の練習の成果ね」
フィオナは気恥ずかしげに洗濯物を畳み始め、思い出すように言った。
「でも……エリーザベト様の結婚式で歌っていた方の声を聴いて、私、まだまだだと思いました。歌って誤魔化しようがなく、心が全て出ますから。本当に透き通るような綺麗な声でした……」
「あの時は確か、クヌフウタさん?」
ユッテがそう言うと、フィオナは飛び付くように言った。
「あの方をご存知?」
「ええ。クヌフウタさんは私の語学の先生で、ボヘミアのフランチェスコ派のシスターなんです」
「まあ、あの方に教われるなんて。私ならあの方に歌を教わりたいです。今、あの方の歌声を目標にしているんですよ」
副院長が笑顔で言った。
「それは練習の励みになって良かったこと」
ユッテが聞いた。
「皆さん朝は何時に起きられるんですか?」
副院長は言った。
「朝は三時に起きて、皆で詩編を読み上げます。聖歌隊の方は一時から練習をやってますね」
「一時! ぐっすり寝てる頃です!」
「ミサが終わる今頃にまた眠くなって来て、どこかで居眠りしてる人もいるでしょうねー」
そう言ってフィオナは笑い、そして畳んだ洗濯物を持って副院長と二人で何処かへ出て行った。
「フィオナは朝から歌も歌うし、炊事、洗濯、掃除もして、とても働き者なんです」
アフラはフィオナを絶賛した。
「さっきの眠くなってくる人って、私だわ」
ユッテは朝食でお腹が落ち着くと、もう眠そうにしていた。
「私の部屋に行きます?」
アフラの部屋のベッドに座ると、すぐにユッテはそのまま横倒れになってしまう。
「いいお洋服がシワシワになりますよ」
と、アフラはスモック着を取り出し、うつらうつらするユッテをセシリアの要領で着替えさせた。
再びベッドに横倒れになると、ユッテはそのままあっと言う間に眠ってしまった。アフラはその間に部屋を出て、糸紬ぎの手伝いをすることにした。
その日、アルノルトは再び特急馬車に乗って、遙々チューリヒまでやって来た。
駅舎を降りてエーテンバッハ修道院まで歩いて来たアルノルトは、まずアフラの泊まる宿泊棟を訪れた。待ち合い室に誰もいないので「すいません」と大きな声を掛けると、奥で掃除をしていたフィオナが顔を出した。
「こんにちは。どちら様かしらー?」
「アルノルトと言います。こちらにアフラという娘が泊まっていると思うのですが」
「アフラさんのお知り合い?」
「兄です」
「お兄さん! 良かった。今日は部屋にいるはずよー」
「今日は? よくいないんですか?」
「そうね。昨日はご学友の所に泊めて頂いてたようで、他の日もきっとそうね」
「アフラの奴、怪我の養生に来てるのに出歩くなんて。お世話をお掛けしてます」
「いえいえ、とても楽しくやっていますよー。二階は男子禁制ですので、お呼びして来ますね」
待ち合い室でしばしの間待つと、フィオナが引き連れて来たのはユッテだった。
「あれ? 何で君が?」
「お兄さん。ご機嫌よう」
ユッテは何かいつもと様子が違って、フィオナの影に隠れるように遠くから言って来た。
服装も何時になく地味なスモック着で、印象が教会の人っぽい。
「お兄さんじゃなくて、アルノルトと呼んでくれって言ったろ。アフラは?」
「アルノルト……」
「うん?」
「でいいのね」
「ああ」
「私もユッテでいいわ」
「ユッテ? その服、案外似合ってるね」
「ありがとう」
ユッテの顔はパッと明るくなって、フィオナの影から出て来た。
「で、アフラは何処に?」
「私、眠ってしまって、気が付いたらもういなかったの」
「じゃあ、何処かほっつき歩いてるんだ……」
「そうね。でもきっと、講義に出てるか、糸紡ぎじゃないかしら」
「それは何処だい?」
「一緒に探しましょう。案内するわ」
ユッテはアルノルトを先導して、エーテンバッハ修道院の中を歩いて行く。
「王女様に案内をさせるなんて悪いかな?」
「今私は仮とは言え、ここの学生なのよ。アフラもだけど」
「アフラも? じゃあご学友って君かあ」
「そうよ。とても勉強熱心な子ね」
「アフラが?」
「ええ。もっと良い環境で勉強させた方が伸びると思うわ」
「ウチは僻地だからな。仕方無いさ」
「しばらくここで勉強してもいいんじゃないかしら。偉い先生にも気に入られて入学を許されたようだし」
「アフラが?」
「そうよ。アフラの事あまり知らないのね」
そう言われてアルノルトは少し腹が立った。昨日来たような王族に妹の何が判るのかと。
しかし、女友達であるユッテからだけ見えている最近の面もある。聞かされる話はアフラの意外な成長を思わざるを得ない。
そして、もう一つの心配があった。王子との関わりだが、ユッテはそれから守ってくれたのに違いなかった。
「アフラを連れて行かせないよう、守っていてくれたのか。王子から」
「そうだったけど、もうそれは無くなったわ」
「無くなった?」
「兄様の婚約が確定したから」
「それはめでたい」
「泣いてたわ。私もだけど」
「君も?」
「私も、婚約が決まったの」
「えっ! めでたい……のかな?」
「哀れんで欲しいわ。早過ぎだもの」
「だよねえ」
ユッテは少しだけ涙ぐんだように見えた。
「ねえ。今日少し付き合ってよ。丁度いろいろイベントがあるの」
「アフラを連れ戻しに来たんだ。今日の帰りの便で間に合うなら帰りたいんだ」
「それは無茶ね。アフラにも予定があるわ。明日がお医者に診てもらう日だし。それに、もう兄様の事も心配いらないでしょう?」
「うん。でも泊まるとお金が飛ぶからね」
「ウチに泊まればいいわ。お金はいらないわよ」
「王女と同室なんて、身の置き場が無いよ!」
「部屋は余ってるし、アフラと一緒に泊まればいいのよ。タルト作りを習うにもいいし。今日はタルト作りをホテルのシェフに習うのよ。食べ放題だから是非来て頂戴」
「今日中に帰りたいんだ」
「無理ね。まず絶対アフラはこっちに来るって言うわ」
「確かにそうかも。しかし王族の部屋に?」
ユッテは振り返ってスカートを両手で摘まみ、アルノルトに礼を取った。
「あなたを招待します。そう言えば来てくれる?」
「まあアフラと話してから決めるよ」
「ならもう決まりね」
「そうなのか」
笑ったユッテは七面鳥を追い立てつつ先を歩いた。
七面鳥は今日はあまり逃げずに立ち止まった。ユッテは静かに手を伸ばした。
「触れた! よしよし」
七面鳥は撫でるとすぐに逃げて行った。
「かわいいでしょう」
「七面鳥がいるのか。鶏や馬もいるし、いろいろ凄い教会だな」
「素晴らしいと言って。エリーザベト様が作ったんですもの」
歩を進めたユッテは糸紡ぎの建物の赤く高い屋根を前にして、立ち止まった。
「きっとここよ。アフラーっ」
ユッテは窓からアフラを呼んだ。すると窓から顔を出した女工達が「アフラいる?」と声のリレーをして、その奥から「ハーイ」とアフラの声が返って来た。
アルノルトもその建物に向かって声を上げた。
「アフラー。いるのか?」
「アル兄! どうしてここに?」
アフラは窓から顔を出した。
「お前を迎えに来たんだ」
「迎えにってまだ早いでしょう。二週間はあと一週間あるわ」
「王子に連れて行かれる危険があるからな」
「それなら大丈夫になったとユッテさんが」
「今聞いた。でも帰ろう」
「嫌。いろいろ約束があるわ」
「約束って?」
「お医者さんと、糸紬ぎと、タルト作りと、講義の宿題。あとエックハルト先生。馬のお散歩と、聖書全読破も」
「いろいろ有り過ぎだろ。養生中じゃなかったのか」
「もう毎日充実なの。絶対帰らないわ! 二週間の約束だもの。延長したいくらいだわ」
「言った通りになった」
アルノルトはユッテに手を小さく広げて言った。
「でしょう?」
ユッテはしてやったりと笑った。
アルノルトはその場に座り込んだ。
「ふう。せっかく遠い道を来たのに全くの徒労だったとは。一気に力が抜けたよ。それにお腹が空いたよ」
「あら可哀想。そろそろお昼ねアフラ」
「じゃあ執務室でご飯にしましょう」
アフラは紡いだ糸を女工に引き継いで、建物から出て来た。そして三人はエーテンバッハ修道院の執務室へ向かった。
アフラが鍵を取り出して執務室を開けると、アルノルトが驚いた。
「待て。いいのか? どうしてここの鍵をアフラが持ってるんだ」
「エリーザベト様にお昼はここを自由に使っていいと許可をいただいたのよ。ユッテさんの為もあるのだけど」
「ハァー。流石はエリーゼ様だ」
「いつもお昼ご飯をここで頂いてるの。でも、兄さんの分はあるかしら」
「まあ、急に来たんじゃ難しいだろうね」
「一応聞いてみましょう?」
しばらくすると十二時の鐘が鳴り、料理人と給仕が執務室へ二人分の料理を届けてくれた。
ユッテが料理人に言った。
「今日はもう一人お客が入ったの……」
料理人は残念そうに言った。
「この時間に合わせて作るので、急には無理ですね。スープくらいなら何とかなりますが」
「じゃあ、スープだけでもいいわ。あと皿を二つ頂戴」
「畏まりました」
アルノルトはお腹をさすりながら言った。
「スープだけでも助かるよ」
給仕が追加の皿を持ってくると、ユッテはそこに自分のパンを半分入れて、「これをどうぞ」とアルノルトへ渡した。
「あ、ありがとう。これは助かるよ」
そしてユッテはもう一つの皿に、せっせと自分の料理を取り分けて入れ始める。
「私のも入れます」
アフラもそこに料理を入れて、一皿分を盛り付けた。
「どうぞ。兄さん」
「いいのかい? 悪いね、二人とも」
「いいえ。これくらいしか出来ないけど」
「王女様には恐悦至極ですって言うべきかな」
「恐悦しないで。アルノルトはそのままでいて。アフラも敬語使わないでいいのよ。王女なんて権威を楯に振りかざすだけの厄介者でしょう?」
「そこまで自分を卑下しなくても……」
「こんな厄介者でも気後れ無く接してくれるのは、あなた達くらいだわ。感謝してるの」
ユッテは何時になく沈痛な表情だ。
誤魔化すようにユッテは食前の祈りの言葉を唱え、共にお祈りをしてから三人は食事を食べ始めた。
食べながらユッテは言った。
「さっきのタルト作りの話、タルトが本当に食べ切れないくらいあるから、是非食べに来て」
「そうよ、兄さん。お腹いっぱいになるわ」
「三時のおやつの時間だからすぐよ。時間を少しだけ早めようかしら」
「わかったよ。もう腹をくくるよ。宿の件は頼ってもいいのかな?」
「もちろん。アフラも一緒に泊まる?」
「兄さんも一緒? ご迷惑でなければ……」
「沢山の方が楽しいわ」
「兄共々、お世話になります」
「そんな畏まらないで。それで、アフラはあと一週間、ここにいていいのね」
「ああ。連れ帰る理由も無くなったようだし。医者の事もあるし、予定通りでいいよ。帰りはアフラ一人だけどな」
「よかったあ。延長してもいい?」
「それは父さんに手紙で聞いてみればいい。往復する日数はあるはずだ」
「そうする。エックハルト先生の授業が最終日だもの。一日は延長しなくちゃ」
「私ももっとここで勉強していたいわ。そして誰かのお迎えが来て、ウーリに帰って、牧場を駆け回りたかった。そう、私はアフラになりたかった。私こそウーリに連れて帰って欲しいくらいだわ」
「それは……無茶な相談だな」
「そうね。無茶を言ってみただけ。私が帰るのは、王家の城、そして嫁入りの準備だわ」
「婚約が決まったんですか? あのハンサムな人?」
「そう、ベンケルね」
「おめでとうございます」
「お、おい」
アルノルトはアフラを止めるが、ユッテは構わないようだ。
「ありがとう。顔も器量も悪い人では無いわ。それが救いね。それに既に公爵以上の位だもの」
「公爵以上って何?……まるで敵わないや」
「そんな事ないわよ?」
「そうかい?」
「いい所は人それぞれだもの」
「でも王や王子を上手く説得してくれる人がいなくなるのか。僕には残念だよ」
「残念がってくれるのね」
「結婚式は出ないよ。懲りたからね。アフラもな」
「えーっ。そんな勝手に決めるなんて非道い」
「ふふ。でもまあそうね。来ない方が身のためかも。兄さんにまたプロポーズされたら困るでしょう?」
「プロポーズされたのか!」
アルノルトの驚きは血の気が引く程だった。アフラが苦笑いして言った。
「ものすごく遠回しな言い方だったし、冗談にしておいてもらったの」
「そういう事だと、危険はまだまだありそうだな」
「兄様にも分別はあるわ」
「どうだかね」
「一応兄だから、悪くは言わないで」
「そうか。言いたい事はいろいろあるけど口を慎むことにしよう」
「あら、言いたいのなら一度は言ってもらった方がいいかしら? 後でムカムカされるよりは」
「君もそういう所は、殊勝でいいね」
「どういう所?」
「矛盾をしっかり受け止められる、それでそれを無理しないでやり過ごす方法を知っている」
「そうかしら?」
「そうさ。君がいなければ、イサベラお嬢さんももっと翻弄されて大変だった。感謝してると思うよ。これからもよろしく頼むよ」
そう言うとユッテは動きを止めて、下を向いて何か考え込んでしまった。
「ユッテさん?」
「何でも無いの。その事ね、よろしく頼まれておくわ」
ユッテの表情は笑いながら、少し泣いているようにも見えた。
長編にお付き合い下さいましてありがとうございます。
まだまだ長くなりますよ。時々歴史考証や講義内容考証などで構成を根っこから見直しなどしてブランクが入ります。普通の小説に無い苦労が山とありまして……
ドイツ、イタリア、フランスはブルゴーニュ、オーストリー、チェコまで様々な歴史がこのハートランドから交叉します。




