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ダンジョンで死んだらインプに転生したので、とりあえず盗みから始めてみる  作者: 道雪ちゃん


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池袋ダンジョン雑談スレ

ゆるゆると書いてます。

変なところがあれば都度ストーリーに関わらない程度に直しております。

池袋ダンジョン雑談スレ


142:名無しの冒険者

15層で今日トレインにあってさ

まじで〇ぬかと思った

犠牲は出たんだけど、それでも残りのメンバーは助かった


143:名無しの冒険者

マジかよ。

あそこただでさえ多い数のモンスターがウロウロしてるのに、トレインはまじで〇ねるやつじゃん


144:名無しの冒険者

15層なんて上のレベルがわからん俺に誰か優しい人教えてくれ


145:名無しの冒険者

出現はオーガ種、ゴブリンジェネラル

それがまとまって出てくる


146:名無しの冒険者

あ、俺なら即〇だわ


147:名無しの冒険者

そのまとまって来るやつが、さらにまとまって出てくるからな

地獄だったな


148:名無しの冒険者

そういえば犠牲者が出たって載ってたけどそれか


149:名無しの冒険者

遺体も、持ち物もエントランスに置かれてたってさ


150:名無しの冒険者

こっわ


151:名無しの冒険者

誰が回収したの?協会か?


152:名無しの冒険者

いや、それが「 サナサクちゃんねる 」のサクってモンスターに助けられたんだよ


153:名無しの冒険者

有名配信モンスターじゃん

池袋にいるってずっと言われてるけど見たことないわ


154:名無しの冒険者

Currentでも目撃情報というか、助けられたって投稿結構あるぞ


155:名無しの冒険者

というか何者なんだよマジで


156:名無しの冒険者

そもそもモンスターがうろついて人助けしてるのがおかしい


157:名無しの冒険者

イレギュラーなんじゃないの?


158:名無しの冒険者

今まで5体しか確認されてないイレギュラーが、のこのこと配信なんかするか


159:名無しの冒険者

でもよく考えてみろよ

あり得ないことが実際に映像に残ってるんだぜ


160:名無しの冒険者

でも更新されてないんよ


161:名無しの冒険者

それに関しては、もうすぐ再開するって本人が言ってた

見た目も違ったし、カタコトっぽいけど普通に喋れるから偽物かと思うけど、助けられた俺は信用したい


162:名無しの冒険者

どんなやつだっけ?


163:名無しの冒険者

観てこいよ


164:名無しの冒険者

他にどんな感じだった?


165:名無しの冒険者

めちゃくちゃ気になる


166:名無しの冒険者

テイマーはいたのか?


167:名無しの冒険者

みんな食いつきすぎて草


168:名無しの冒険者

そりゃあれだけの再生回数なんだからみんな観てるんだろ

しかも更新が止まって消息がわからないんだし気になるわ


169:名無しの冒険者

詳しいことは言えないし、再開されるのを待ってほしい

ただ、俺らは彼らを魔王と勘違いしたということだけ教えとく


170:名無しの冒険者

彼ら?サクとテイマーをか?


171:名無しの冒険者

謎しか残らない


172:名無しの冒険者

いや、可愛らしかっただろ


173:名無しの冒険者

俺、本人に魔王かと思ったって言ったんだわ

そうしたら、「いいね、魔王。なら、優しい魔王を目指すよ 」っておちゃらけて言ってた


174:名無しの冒険者

優しい魔王www


175:名無しの冒険者

気軽に会える魔王爆誕……か?


176:名無しの冒険者

いや、ネタだろこんなん


177:名無しの冒険者

事故は本当

だけどそれをネタにするなんてクソだな


178:名無しの冒険者

〇んでるんだぞ


179:名無しの冒険者

わかってるよ仲間だから

ただ、俺はこういうモンスターもいたって伝えたかったんだ

感謝しかないし、モンスターなのに、誰よりも人間だった


180:名無しの冒険者

まあこいつが言ってることが正しければ、そのうち配信が再開されるわけだし


俺はデバイスを手に取り、ネットを眺めていた。


グリムは、俺の背後で音もなく浮遊しながら、紫色の瞳を静かに明滅させている。


「主よ、何をしているのだ?」


「 ん? いや、ここの情報をね」


掲示板のログをスクロールしていった。


そこには、今日のトレインから命を救ったあの3人組によるものと思われる、書き込みがあった。


画面を閉じ、俺は天井を仰ぎ見た。


「優しい魔王、か。……悪くない響きだと思わないか、グリム」


「私はどちらでも構わんがな。主の歩む道が、私の歩む道だ」


グリムの言葉に、俺は小さく笑った。


掲示板の書き込みからは、戸惑いと、そして微かな「希望」が伝わってきた。


俺がかつて人間だった頃。


俺もまた、誰かを救いたいと、誰かのために剣を振るったはずだ。


その魂の根源は、モンスターに成り果てた今でも変わっていないのかもしれない。


「モンスターなのに、誰よりも人間だった」


あの冒険者が放った言葉が、脳裏にリフレインする。


皮肉なものだ。


肉体を失い、名前を奪われ、ダンジョンに堕ちて初めて、俺は「俺自身」を確立し始めている。


そしてその姿が、ネットワークを通じて、地上にいる何万人、何十万人もの人々の心を揺さぶっている。


「来週、か」


配信再開の約束。


それは、俺たちがただの「狩られる対象」ではないことを世界に知らしめる、ある意味、宣戦布告に近いものになるだろう。


喧嘩を売るというより、俺らも中々面白いだろ?と


進化した俺の姿。


そして、眷属であるグリムと、そのアンデッド軍団。


それを目にした時、人間たちは、そして協会の上層部たちは、どんな顔をするだろうか。


「行くぞ、グリム。休憩は終わりだ」


「御意、主よ。……刈り尽くすとしよう。主の覇道のために」


俺たちは住処を後にし、再び目標へと足を踏み出した。

ブックマーク、リアクション、評価をしていただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。

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