第三章終了 登場人物紹介
・華姫
通称:五の姫/織田の姫君
身長:166cm
織田信長の五女。
松平信康の正室・五徳の異母妹であり、茶々・初・江の母方従姉妹。
異母姉・冬姫の夫である蒲生氏郷の養女となり、秀吉の側室として嫁ぐ。
側室の中では、京極竜子に次ぐ上位の序列に位置する。
『人質』としての意味合いが強い政略結婚ではあるが、秀吉からの寵愛は深い。
織田家の女性らしく、長身で端正な和風美人。
気立ても良く、従姉妹である茶々とは幼い頃から親交がある。
阿波の姫君については、当初からどこか掴みどころのない人物だと感じている。
・お寿
通称:姫路殿/姫路の方
身長:168cm
織田信長の弟・織田信包の娘。
茶々・初・江、そして華姫の従姉妹。
華姫同様、織田家との関係を背景とした『人質』としての意味合いが強い婚姻ではあるが、秀吉からの寵愛は深い。
長身で落ち着いた雰囲気を持つ和風美人。
従姉妹たちとの仲も良く、華姫・お虎と行動を共にすることが多い。
行幸では阿波の姫君を巡る騒動に巻き込まれ、すっかり懲りている。
・お虎
通称:三条殿
身長:155cm
蒲生氏郷の妹。
華姫、お寿と行動を共にすることが多い。
三人の中では小柄だが、気さくで行動力がある。
茶々とは親族ではないものの、織田家を通じて幼い頃から親しくしている。
阿波の姫君に対しては、華姫たちと同様、あまり良い印象を持っていない。
・摩阿姫
通称:加賀の姫君/加賀殿
身長:154cm
前田利家の三女。母は正室・まつ。
長身の父には似ず、小柄な母に似た愛らしい容姿。
秀吉に見初められ、側室となる。
その際、娘を側室に望む秀吉と利家が一触即発となったが、寧々とまつの二人に止められ、事なきを得た。
普段は聚楽第内の前田邸で暮らしている。
お江とは年が近く、姉妹のように仲が良い。
また、北政所・寧々を実の母のように慕っている。
明るく素直な性格で、周囲からも可愛がられている。
一方、序列や格式を軽んじるような阿波の姫君周辺の言動には、あまり良い印象を抱いていない。
・前田利家
通称:又佐/筑前/前田の叔父貴
身長:180cm強
言わずと知れた加賀百万石の祖。
秀吉とは若い頃からの付き合いであり、腹心の友。
熊。とにかく熊。
豪快で面倒見が良く、若手武将たちから慕われる兄貴分。
豊臣家の子飼いたちからも「前田の叔父貴」と呼ばれ、頼れる存在として敬われている。
ただし、酒が入ると途端に面倒くさいおっさんになる。
まつには完全に尻に敷かれており、行幸中も妻のコスメ選びに付き合わされていた。
茶々からの評価は、「リアルなマダオ。」
なお、本人はその評価を知らない。
・まつ
通称:おまつの方
身長:153cm
前田利家の正室。利家とは従兄妹同士。
尾張弁丸出しで話す、快活な女性。
北政所・寧々とは非常に仲が良く、お互いを親友と認識している。
三女・摩阿姫を秀吉の側室に、四女・豪姫を秀吉夫妻の養女に出したのも、ひとえに寧々への深い信頼があってこそ。
夫・利家に負けず劣らず豪快な性格で、夫を完全に尻に敷いている。
豊臣家の子飼いたちからは「まつ姉ちゃん」と呼ばれ、親しまれている。
小柄で童顔なことを少々気にしている。
なお本人は気にしているが、夫は普通に「可愛い」と思っている。
・斎
※本作オリジナルキャラクター
通称:阿波の姫君
身長:169cm
室町幕府最後の将軍・足利義昭の養女。
阿波の名門・三好一族の姫であり、母方から足利将軍家の血を引く。
亡きお市の方を彷彿とさせる、長身の和風美人。
その美貌から秀吉の寵愛を受ける一方、本人の言動はどこか常人とは噛み合わない。
何を考えているのか分からず、周囲を困惑させる言動を繰り返す。
本人に悪意があるのか、それとも本当に何も分かっていないのか――。
豊臣家の奥向きにおける、最大級のトラブルメーカー。
茶々からは密かに、『地雷様』と命名されている。
・阿波の乳母殿
※本作オリジナルキャラクター
斎の乳母。
三好一族が滅亡した後も斎とその母に付き従い、母亡き後は、「自分が姫様をお守りする」という強い使命感を抱いて斎に仕えている。
その忠義は本物。
ただし、その想いが強すぎるあまり、しばしば暴走する。
正室である寧々や、側室筆頭の竜子にも遠慮せず、豊臣家臣たちからの評価はすこぶる悪い。
特に三成たちからは、「絶対に関わりたくない女房」として認識されている。
なお、旭に対しては何故か露骨に大人しい。
本人曰く、「駿河御前様は……怖い。」らしい。
・足利義昭
通称:室町殿/御所様/道休様
身長:174cm
室町幕府最後の将軍。阿波の姫君・斎の養父。
現在は出家して道休と名を改め、秀吉の御伽衆の一人として仕えている。
養女である斎を案じているが、その言動には本人もほとほと手を焼いている。
茶々と阿茶局に対し、「アレは人を惑わす……いや、滅ぼす類じゃ。」と、予言めいた忠告を残す。
本人としては茶々たちに危険を知らせたつもりだが、結果として茶々の中に「地雷様」という呼び名を誕生させた。
・孝蔵主
通称:孝蔵主様/尼殿
身長:158cm
北政所・寧々の側近。尼削ぎの髪型をしている。
冷静沈着で、淡々と仕事をこなす実務能力の高い女性。
豊臣家の奥向きを支える一人だが、行幸中の騒動には流石に頭を悩ませている。
ある日、お江から預かった茶々の『忘れ物』である日誌を何気なく読み始めた結果、「………使える。」と判断。
後にその内容を参考に、奥向きの人間関係や要注意人物、喧嘩発生時の対処法、秀吉から姫君を守るための心得などをまとめた、『奥向き対応心得』を作ったとか、作らなかったとか。
本人は至って真面目だが、使えるものは何でも使うタイプ。
因みに………お江から預かっていた茶々の日記は、行幸終了後に茶々へきちんと返した。(ニッッコニコの笑顔で)
その時のやり取り
↓
孝蔵主「少輔の方様、三の姫様よりお預かりしておりました。」
茶々「あ〜!やっぱり忘れてましたか〜。」
孝蔵主「はい。(ニコッ)」
茶々「………(ニコッ)」
孝蔵主「(ニコニコ)」
茶々「(ニコニコ)」
孝蔵主「(ニコニコニコ)」
茶々「(ニコニコニコ)…………読みました?」
孝蔵主「……はい。(ニコニコ)」
茶々「まぁ、いいや。(未来のことは書いてないし)」
問題はそこではない。
そして、茶々はこの日記を元に孝蔵主が『奥向きの心得』を作成した事を知らない。
織田家の女性陣は、美形にして長身。
織田家がバグり過ぎてる……。
【登場人物について】
華姫は、三の丸殿の名で知られている織田信長の娘です。
本名については諸説ある……というより、そもそも確実な記録が残っていないため、本作では法名である「韶陽院殿華厳浄春大禅定尼」から「華」の字を取り、華姫としました。
また、信長の娘であることは確かですが、何番目の娘なのかについては諸説あるようです。
そのため、本作では「五女」としています。
……まぁ、ぶっちゃけると、「織田の五の姫」って語呂が良かったからです(苦笑)
織田信包の娘として登場する姫路殿についても、本名が分からなかったため、法名から一字を取っています。
当時の女性は、後世に実名が伝わっている方がむしろ珍しかったようなので、この作品では「確実に分からない名前」は、法名などから創作名を設定しています。
※本作独自の設定ですので、史実上の人物名・続柄については諸説あることをご承知ください。




