ゴブリン侵攻ー3
木曜日の分です。
本日一話目です。
奴がこっちに向かっている。
のっしのっしと引き締まった巨体を
見せつけるかのように歩いてくる。
「ほう。そこのガキがスライムを連れているのか。」
「なに?」
「お前の肩からスライム特有の魔力を感じる。」
ぷるるー!!
「ふむ。部下どもがびびるも道理か・・・。」
「お前は何者だ!何しにここにきた?
部下を貶めた俺たちに対する逆恨みなのか?」
「あぁ゛~鬱陶しい。
まあ、名乗らなかったのは悪かったな。
俺の名はグリン。ゴブリン王国騎士団
第13部隊隊長だ。まあ、隊長つっても
最下級だがな。今は、だが。」
こいつは彼らの直属の上司って訳だ。
そして意味深なことをほざきやがる。
「なに?」
「お前らをぶちのめして、
俺は軍の頂に登り詰めてやる。」
「くそっ、そう簡単にいくかよ。」
俺は構えて、跳び蹴りをかました。
「不意打ちとは卑怯じゃないか。」
そう言いながらも余裕でかわす。
「はあー!『ファイアボール』!」
ぷるぷるー!(『アクアボール』)
「おにいたん!」 バンッ バンッ バンッ
フィーやライム、桜の攻撃も
舞うように華麗にかわしていく。
「おにいちゃん!!はっ!」 ブンッ ザッ
「くそっ、数で来るか。
しかし、そこの小娘なかなかやるな。
この俺にかすり傷をつけるとはな。
正直舐めすぎていたようだ。
ならば、俺の力を見せてやろう!」
そう奴が言ったとたん、突如として
それまで以上の力が迸ってきた。




