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グリン 能力解放ー1
金曜日の分です。
本日二話目です。
敵の大将の雰囲気が変わった。
緑の肌が急激に膨らんだような錯覚さえ覚える。
「これは、甘く見積もりすぎてたかもな・・・。」
「そこの小娘、俺とさしでやりあわないか?
お前だけはこの中で見込みがある。」
「何を言って・・・・・・」
「おにいちゃん、やらせて。
あの人はこころと同じ戦闘スタイルみたいだし。
こころの実力を試してみたいの。」
「あいつが同じ?」
「うん。背中の大剣、あれを使うはず。
しかもこころ以上のパワーだよね。
だから、相手の姿をまねて、技量をあげることが
出来るし、練習相手には丁度良いかなって。」
心からは絶対的意志を感じる。
何か覚悟を決めているようだ。
「・・・分かった。ただ、危険になったら
俺たちは介入するからな。絶対に
無理はするなよ、約束しろ。」
「うん、約束する。
けど、他の場所を助けてあげて。」
「でも・・・。」
「大丈夫だから。」
「分かった。」
奴がずっと腕組みをして待っている。
「ほう。やはり、来るか。」
「こころが相手だ!」
ニヤリ
奴が笑ったような気がした。
そんなゴブリンの将に相対する心。
俺はそんな姿を端目に近くの
命の危険がありそうな場所に向かった。




