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異世界でだって青春がしたい!  作者: ソードしどら


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2:異世界だったら楽しく生きたい!

「君にわかりやすく言うとファンタジー世界です。」


 …え?

「いやいやいや。え?マジでそういう世界あるんですか!?」

「神は嘘つきません。」

 すっごい笑顔だ。かわよ…じゃなくて!


 嬉しいより驚きが先に来てるんだが

「えーっと…え?」


「魔法とかが普通にある世界ですよ。まだこの世界にほかの世界の人を送り込んだことはないので、あなたが知ってる現代文明の知識で無双してください?」

「神としてどうなんですかそれは。」

「正直そういう人がいないと世界って回らないんですよ~」

 そういうもんなのか。神も大変だね。


「別にほかの世界がいいなら考えますけどどうします?」


「いや楽しそうなのでいいですよ。」

 まあ…退屈はしなさそうだし。いい意味か悪い意味かは行ってみないとわからないけど。


「さーてじゃあまず世界の説明しましょうか。」

「よろしくお願いします。」


「まず通貨からですね。」

 覚えるのむずそう。

「【リート】と呼ばれる通貨になります。1リート1円程度の価値なので比較的わかりやすいかと。」

 少し安心したぜ。

「星和さんの世界だと1円玉とか1000円札とかありましたよね。」

「ありましたね。」

「リートは石の形で価値を区別します。台形が1リート、三角形が10リート、ダイヤ型が100リート、四角形が1000リート、円形が10000リート、リボン型が100000リート分の価値というように分かれてます。」

「覚えるの大変そうですね…」

「まあ慣れですよ。」


「ちなみに通常はリート数で説明することが多いです。」

 元の世界と同じってことか。

「ただし例外があります。ギルド。まあファンタジーだとお馴染みですよね。」

「ゲーム知識ですけど確か冒険の依頼を管理してくれる仲介業者ですよね?」

 そんなにゲームしたことないからふわふわだけど。

「そうです。例外としてギルドではリート数じゃなくて石の形が何個かで説明します。例を出すとダイヤ型が4枚とかですね。」

「なるほど…」

 なんでギルドだけ違うんだろ。まあ細かいことは気にしないほうがいいか。


「とまあ通貨はこんな感じですね。」

「結構内容ありますね…」

「まあまあ。んで次。常識なんですけど多分星和さんが元居た世界とほとんど変わらないと思います。」

「助かった…」

 常識まで覚えてたら壊れるよ俺の頭。ただでさえ記憶力皆無なのに。


 その後も説明を少し受けて…

「とまあこんな感じですね。」

「長かったあ…」

 最初のほう覚えてるか怪しいよ。

「あ、一応トリセツって言ったらあれですけど常識とかがほとんど書いてある紙渡しときますね。」

「本当にありがとうございます。」

 助かった…


「さて。話はこの辺にしてと…聞きたいこととかしてほしいことあります?大抵のことなら叶えてあげますけど。」

 神様仏様凛音様…(※凛音は神なので2重表現です)


「そーだなー…少し考えていいですか?」

「いいですよ。あ、大前提として身体能力とか諸々は格段に上げときますね。すぐに死んじゃったら私の仕事が増えるので。」

「ありがたいけど理由聞きたくなかったな…」


 さて、大抵の事はかなえてくれるか。こういう時よくあるのはチート転生者にしてくださいとかだろうけど俺それ前提なんだよな…うーん。願いかあ…あ!


「2つほどいいですか?」

「どーぞどーぞ。」

「1つ目。友達巻き込めません?」

「…そう来ましたか。」


 1人だと心細いし。友達がいてくれれば安心だし。コミュ障だからな。異世界で友達出来ない可能性がある。言ってて悲しくなってきた。

「まあいいですよ。その代わり今すぐはできないですけど。少し待ってもらえば。」

「お願いします。」

 ありがてえ…

「あともう1つはなんです?」

「えっとですね・・・青春したいんですよ!」

「??」

 めちゃくちゃハテナみたいな顔してる。無理もないけど。


「いやですね。青春ってことをしたことがなくて。恋とかもそうですけどなんか友達と沢山遊んだりとか普通の中学生がしてきたこととかしてきてないので。できたらうれしいなあと。」

「…切実そうですね。」

「僕だって普通に生きてみたかったですよ…」


 凛音様は少し悩んでふっと笑った。

「しょうがないですね。その願いかなえますよ。普通に生きてたらそのうち絶対青春できると約束しましょう。」


「!」


「ありがとうございます!」

 よし。なんか人生の中で一番達成感がある。あ、もう人生終わって始まってもないから言葉としては間違ってるのか。

「その代わりこの借りは大きいですよ?」

「いやまあわかりますけどなんか凛音様が僕に頼むことあるんですか?」

「出てきたら遠慮なく言うので安心してください。」

 なにを安心しろと。


「それじゃあチュートリアルはここまでです。」

 にっと笑って。

「それじゃあ。七星星和さん。楽しんできてくださいね?」


「はい!」


 ここから奇想天外な僕の第2の人生が始まるんだな。


 絶対楽しく生きてやる!

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