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田中さん、ピアノを弾く

田中さんがピアノを習いたいという。

「そりゃまたどうして?」

「えっと、昨日テレビで」

「あー、やってたね」

「私もやってみたくて」

「いいよ、田中さんの頼みなら」



基本から教えよう。

「まずは、椅子に座って」

「は、はいっ」

「よしよし」

「次は?」

「背中を真っ直ぐ、胸を張って」

「こ、こう?」

「良いね(一部をガン見)」



次は、鍵盤に指を置く。

「これがドの音」

「うん」

「そうそう」

「上手い?」

「もちろん」



楽譜はまだ早い、まずは。

「ドの音で楽しくしようか」

「楽しく?」

「例えば」

ドドドー、ドド、ドドドー。

「これやってみて」

「う、うん」

「・・・・・良いね」



音楽は楽しく、面白く。

「キラキラ星をやるね」

「それ知ってる!」

「いくよ」

ドドドード、レレレーレ、ミミミーミ・・・・・・・。

「・・・・わぁ」

「どう?楽しくなってきたでしょ?」



そだ、久しぶりに弾いてみるか。

「これ、四季ね」

「わぁ、これ知ってる!掃除時間に流れてるよね!」

「あらら」

「次は、魔王」

「中学のときに聴いたやつだ!面白い!」

「次は有名な怪盗さんの曲」

「わぁ!これも聴いたことある!」

「どう?楽しいでしょ?」

「うん!」

田中さんが笑顔で頷いた。

やっぱりピアノを弾いてるときは楽しいけど、田中さんと一緒に退けたなら、とても、楽しい時間でした。




「あの男子生徒は」

誰かが見ていたらしい。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

日々田中さんたちを書いていること、それを読んでいただけることが僕の楽しみです!

次回、新キャラが出ます!楽しみにしていてください!

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