届かない田中さん
田中さんが高いところにある箱を取ろうとしている。
「手伝おうか?」
「だ、だいじょーぶ!」
「あらら」
「もー!あと少しなのに~!」
(可愛いな~)
しばらく見てよう
「む~!」
「ふんぎー!」
「ジャンプしたら届くかな?」
「もー!何笑ってるの!」
あ、バレちゃった。
アドバイスをしよう。
「椅子に乗るのは?」
「や!」
「あらら」
「じゃあ、僕が」
「一番や!」
「あらー」
田中さんは頑固。でも、泣き虫。
「た、田中さん泣かないでっ」
「うぅぅ、泣いてなんかないよっ」
「そ、そうだ!」
「え?」
「これならどう?」
僕は棚の前で小さくなった。
「僕を踏み台にして、ジャンプして取りなよ。それなら、君の力でもあるから良いよね?」
「え、で、でも」
「平気平気」
「・・・・ごめんなさい。やってみる」
「ファイト」
田中さんは走って、僕の背中に乗り、ジャンプ!
(行けっ!)
「と、取れた!」
「やったね!ってわぁ!」
「きゃあ!」
田中さんのお尻の下敷きになった。
「痛たたた、ご、ごめんなさい!大丈夫?」
「いやー、役得だったから平気さ」
「え?」
一瞬スカートの中と、今みたいにお尻をね。
ちょっと田中さんは反省したらしい。
「そんなに気にしなくても」
「うんうん。もう少し、私も友達に頼るよ」
友達、友達かぁー。
「・・・・そっか」
「じゃあ、運ぶの手伝ってくれる?」
「あらら」
「お願いします!」
「仕方ないなぁ」
「ありがとう!」
「田中さんのためなら」
最後まで読んでいただきありがとうございます!
個人的に背の低いことを気にしてる女の子好きですね、可愛いです。
それでは、また次回お会いできるよう頑張ります!




