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皆で遊園地

田中さん姉弟と遊園地に向かう。

「今日はよろしくね」

「うん! よろしくよろしく!」

「よ、よろしくお願いします!」

「あれ、きーちゃんと佐藤さんは?」

「二人は別ルートで来るみたいだよ」

「へ、へえーそうなんですかー(よしっ、ひとまずライバルと差を開けたぞ!)」

(弟の顔色が変。これはもしかしたら恋ね!)


僕(あー、これは変な勘違いしてる顔だなぁ。たまには放っておくのも面白いかな?)


特に何もなく遊園地に着いた。

「さて、二人はまだ来てないね・・・・弟くんどうかしたの?」

「い、いえ別に!(うぅ、緊張してあんまり話せなかった)」

「ねーねー」

「どうしたの田中さん?」

「あそこにいるのきーちゃんと佐藤さんじゃない?」


そこには、恐らく二人にナンパをしたのであろう軽薄そうな二人組の男を、今まさに拳骨で殴り倒す木村さんの姿があった。

「うわー。おっかねー」

「わぁー! きーちゃんのステゴロ久し振りに見た!」


木村さんと佐藤に近く。

「やあ木村さんに佐藤」

「オッスきーちゃん!」

「・・・・ども」

すると、拳を納めた木村さんに、こんなときでもマイペースに本を読む佐藤はこちらに気づいた。

「おー。わりいな、見苦しいところ見せて」

「ん」

「いやいや。なかなかワンパンで人を失神させる場面を見れるなんてレアだから、気にしないで」

「そうだよ! きーちゃん格好良かったもん!」

「別に平気です(お兄さんが庇ったってことは、もしかして幼馴染みじゃなくてこっちか!?)」

「そ、そうか? まあそう言われると嬉しい、かな?」

田中さんに誉められて木村さんは珍しくご満悦だ。

「いやさ、この野郎が佐藤に声かけてきて、佐藤がこーゆー態度だからキレて暴力振るおうとしつから、返り討ちにしてやったってやつかな」

ことの経緯はそうらしい。

佐藤に声をかけるとは、なかなか物好きな。

「佐藤。今日は遊園地で遊ぶんだから本は後にしよう」

「ん(嫌よ)」

「あらら」

「佐藤さん、もしかして今日楽しみじゃなかったの?」

「・・・・ん(その顔は卑怯。はぁ、仕方ないわね。本はしばらく止めておく)」

佐藤は田中さんの悲しそうな顔で本を鞄にしまった。

あれ? 君らけっこう仲良しになったのね。

なんか阻害されてるみたい。

「わーい! 良かった佐藤さん! 今日は一杯楽しもうね!」

「ん(あ、暑いからくっつかないで)」


「いいなー」

僕と木村さんは羨ましそうな顔。

(幼馴染みは意外とそっち系なのか? それならそれでかなり有利?)

弟くんはまた謎な顔をしてる。


「さあ、みんな今日は楽しもうね! 一杯だよ一杯!」

離れた田中さんが元気良く言った。

「おおー(ん)」

僕たちは田中さんの後に続いた。

続く。

はじめましての方ははじめまして。お久しぶりの方はお久しぶりです。

前回からかなり間が空いてしまって、続きを待っていた方々には大変申し訳ありませんでした(泣)

色々ネタを考えたり、あとリアルが忙しかったりしてなかなか書く時間がなかったのもで(汗)

でも、今回からまあ少しずつ続きを書いていけると思うので応援してくださると幸いです。

作者も久し振りに書くので、気づかない間に今までとだいぶ勝手が違ってくるかもしれません。その時はぜひご指摘ください。

それでは、またお会いできればと思います。

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