2-20.クリストファールート「初夜(クリストファー目線)」
結婚式、披露宴、パレードはあっという間に終わり、夜になった。
セルヴィが王宮に泊まるのは初めてで、ドキドキする。
この扉の向こうにセルヴィはいるのだろうか。
それともまだ自分の部屋にいるのだろうか。
逸る気持ちを抑えきれず扉を開けると、まだセルヴィはいなかった。
ただ待ってるだけなのも気まずいので本を手に取るが、本を読んでいるふりだけで全く頭になんて入ってこないし、頭の中はセルヴィでいっぱいだ。
セルヴィが来るまでの時間が、凄く長く感じられた。
扉の開く音がして見ると、ネグリジェ姿のセルヴィと目が合ったが、すぐに顔を逸らされてしまった。
初めて見る姿が可愛すぎて、自分の欲望を抑え込むのに必死だ。
彼女は耳まで真っ赤にしながら固まっているので、手を取ってソファに腰掛けさせて、自分も隣に座った。
会話をして、優しくキスをすると彼女の緊張も少しずつ解けてきたので、お姫様抱っこでベッドに運び、キスをした。
クリス様が私のネグリジェに手をかけると、セルヴィが怖がっている事が分かった。
「ごめん、もしかして僕が怖い?」
「すみません、少しだけ怖いですが、大丈夫です。私もクリスと1つになりたいです。」
「ありがとうセルヴィ。ごめんね、僕も余裕が無くて、優しくしてあげられないかもしれない。」
その夜、僕たちは初めて結ばれた。
彼女が痛がる姿すら嬉しくて、それでもできるだけ痛くないように心がけた。
想像もできないような幸福感に包まれた。
愛する人と一つになれた僕の理性は崩壊して、その後は何度も彼女を抱いた。
途中からは彼女も感じてくれて、彼女が止めようとしても尚更激しく抱いてしまった。
意識を失った彼女を見て、僕は自分の節操の無さに後悔と、初夜だったのに彼女に無理をさせてしまった罪悪感を感じたが、これ以上ないほどの幸福感に包まれて彼女を抱きしめて眠った。
初めて見た彼女の寝顔は天使だった。
ぐっすりと眠って起きたら既に昼で、彼女の寝顔が見えて、幸せを噛み締めた。
これ以上の幸せなど無いだろう。
天使のような寝顔を見て、彼女の頬にキスをすると、彼女が少しみじろいで薄目を開けた。
その瞬間真っ赤になって、頭までシーツですっぽり隠れる。
そんな様子も可愛くて、僕は彼女を抱きしめるが、彼女が今が昼だと気づいた瞬間に怒られてしまい、昨晩の事を平謝りするしか無かった。




