2-17.クリストファールート「結婚式」
ついに結婚式当日になった。
世界各国の王族が結婚式と披露宴に参加してくれた。
純白のドレスに包まれた私は、結婚式で誓いの言葉を告げて、キスをする。
私もクリス様も幸せでいっぱいだ。
祖父、父、弟が号泣していたのには驚いた。
14歳のカイルはいつも私の事を自慢の姉だと言って慕ってくれる優秀な弟で、可愛くて自慢の弟。
優しくて努力家、将来はダルヴァール公爵家を継ぐのに相応しい人物だ。
ただ、シスコンでもあるので、綺麗に整った顔立ちなのもあり令嬢達からの人気は高いのに恋の噂などは全く聞かない。
披露宴では、世界各国の王族にクリス様と2人で挨拶をした。
両陛下も心から喜んでくれている様子で、お祝いの言葉をいただき、嬉しくなった。
これだけ多くの王族が集まる機会は滅多にない。
マーガレット王太子妃殿下の結婚式も多かったが、それよりもさらに多く、エンドラ王国が圧倒的な世界一の大国である事が分かる。
「クリストファー王太子殿下、並びにセルヴィ王太子妃殿下、ご結婚おめでとうございます。そして、お久しぶりです。セルヴィ王太子妃殿下。本日はお招きいただき、ありがとうございます。」
「ありがとうございます。本当にお久しぶりですわ。ケビン王太子殿下、並びにマーガレット王太子妃殿下。本日はお忙しい中お越しいただき、感謝申し上げます。」
マーガレット王太子妃との5年ぶりの再会を喜んだ。
21歳になった彼女は、変わらずに美しく優しかった。
マーガレット王太子妃の息子も2歳にったそうで、幸せそうな話をたくさん聞けて嬉しかった。
マーガレット王女は世界5位の大国に嫁ぎ、王太子妃になっている。
世界で2番目の大国であるディーク帝国の王族とお会いするのは初めてだったが、アラン王太子殿下が想像以上に気さくで話しやすい方だった。
私の手の甲にキスをしながら「噂以上の美しさ、まるで本当の女神様ですね。」と言われ、少し照れてしまった。
私がしている事業の話で盛り上がり、これからは両国協力していきたいとお互いに話をした。
「今度は帝国にも招待したい」と言われたので、訪問の日程を組むことになった。
イーサン殿下、リチャード王太子殿下にも4ヶ月ぶりに会い、再会を喜んだ。
「クリストファー王太子殿下、並びにセルヴィ王太子妃殿下、ご結婚おめでとうございます。」
と2人から結婚を祝ってもらえて嬉しかった。
私の幸せを喜んでくれる2人に、私も2人の幸せを祈った。
エンドラ王国の発展に驚いて、今後は協力していきたいと申し出てくれる王族も多かった。
私の事業は諸外国でもとても評判のようで、多くのアドバイスも求められた。
セルシア王国から親しい令嬢達も来てくれて、みんなが私の幸せを喜んでくれて嬉しかった。
親友のマルク伯爵家長女のフローラ嬢は、今日から正式に私の侍女となったが、今まで通り親友として私の結婚を祝ってくれた。
披露宴が終わると、成婚パレードの馬車に乗り込み、笑顔で国民の歓声に答えた。
エンドラ王国でも私は「女神様ー!」と声援を受けて恥ずかしくなったが、これまでの私の事業で、エンドラ王国とセルシア王国の国民の生活の質が著しく上がった事から、国民が結婚をとても喜んでくれているのが伝わってきて、幸せな気持ちになった。
クリス様は、いつも私に協力してくれた。
今までなら死亡していた病気でも、死ななくて良くなってきているし、公衆衛生も改善されてきて、病気にもかかりづらくなってきている。
隣を見ると幸せそうなクリス様。
私も幸せでいっぱいだった。




