気功とは何か 武術気功編
日本人は武術的な気というとDRAGONBALLのかめはめ波のような精神エネルギー波をイメージします。
あれは中国北派拳法の技百歩神拳が元ネタです。
井戸にまたがり、底の水面に向けて毎日拳を打つことで水面に拳の波動が届くようになり、鍛錬すれば離れた相手を倒すことができるという技です
(具現できた人物は知りません。なにせ中国は虚像の宝庫だから)
この技の拡大解釈がかめはめ波なのです
が、実際どれだけ体を鍛えても、気を練ってもそんなもの出ません。武術で使う気とは、力の流れ・伝達と考えてください
自分が考える武術的気は下記のものです
パンチの威力を増すようにする場合単純に腕を鍛えればパンチ力が上がりそうですが、腕の筋肉は可動範囲は大きい反面パワーは小さいのです。
試しに身体を固定して腕のみでパンチしてみてください、ほとんど力が入りません。
ではどうするか。
足腰の強大な筋肉のパワー(強大なパワーが出るが可動範囲が狭い)を腕に伝達して打つことで威力が出るのです。
イメージ的にはでんでん太鼓の軸が体(足腰)
紐(腕)と玉(拳)が腕と考えてください。
太鼓の軸で起こる巨大なパワーをうまく玉に伝達できれば玉は太鼓を勢いよく打つことができます。
このでんでん太鼓のように体の強大な動きを上手に腕に伝え、拳にまでうまく伝達させるのがパンチの理想なのです。
この時、軸の位置が狂っていたり、紐の接地部分がずれていたりすると強大な力がうまく拳まで伝わりません。
素人の突きは動きがずれており、たいてい足腰のパワーが拳に達しておらず威力に欠けます。
そこで体の動きを修正する必要があります。ここで役立つのが気という概念を利用した鍛錬法です
体のへその下に丹田がある(これを臍下丹田といいます)と仮定して丹田から気が流れて、拳に流れていく、というイメージで何度も練習するのです
丹田というのは気を練る場所とされ、様々な説がありますが自分は身体の中心(または重心)であると考えます。
中心から体を動かすことで動きはスムーズになるのです。
ずっと臍下丹田があってそこから気が拳に流れていくと考え(実在するかどうかではなくあると感じる)、鍛錬をすることで徐々に身体の内部の感覚が研ぎ澄まされて確かにそんなものが流れていく感覚が生まれてきます。
日頃私達は身体の外からの感覚(視覚、聴覚、嗅覚、皮膚感覚など)は敏感ですが身体の内部はあまり意識しません。
ですが、身体の中にも意識の濃い部分と薄い部分があり、身体に気の流れがあると考えてその流れを感じようと鍛錬を積むことで意識の濃い部分が認識できるようになります。
そして臍下丹田から拳に気が流れる(足腰の力が拳にパワーがスムーズに流れる)よう何度も何度もフィードバックを行うことで徐々に動きが修正されていくのです。
つまり、武術的な気功の鍛錬法とは高度なイメージトレーニングなのです。
足腰の力をスムーズに拳に伝える。この理想的な動きを意識的に、実戦で出せる状態が発勁といわれる究極の突きとなります。
わたしは発勁ができる人には会ったことはありませんが、鍛錬を積んだ人には会ったことはあります
叩かれただけで、体が地面に叩きのめされ、叩かれた場所は醜い腫れが一ヶ月引きませんでした。




