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僕は今から、変わっていく  作者: 湯治丸(ゆじまる)
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5/6

席替え♪

 とりあえずコオプ前で皆は携帯を取り出し、操作をし始めた。僕も一昨年にお母さんに買ってもらった型落ち機種を持っている。

なぜか僕は学校に忘れ物を取りに行った帰りから自分が自分でないような気がしてならない。

それは心の奥底に眠っていた「人を好きになる」感情が眠りから覚めたのかもしれない。

目をつぶると必ずそこにはゆかの姿がある。こんなに人を好きになったことは今までになかった。

僕はコレが恋なのか、と再確認し、友達とモンスタをプレイし始めた。プレイ中もゆかの事が離れない。何故だろう、普通の自分と恋をしている自分が心のなかで争ってるみたいに僕の心は揺れ動く。

恋のせいなのかは分からないが、前より女子と話すのが下手になった気がする。目が合わせられないし口も回らない…。

特にゆかと話すときはもう、記憶できないぐらいに緊張してしまい、下を向いてしまう。

恋って周りの人にも話しづらいんだ、特に僕みたいな凡人は恋なんてしたこともないし、ましてやすることも出来ないと思っていたからだ。

と、気がつけば午後4時。そろそろ帰らないとお母さんに叱られそうだ。

僕は皆に別れを告げると、考え込みながら家に帰った。

何故だろう、僕がいつも経験していたいつもの会話、いつもの日常、いつもの行動を忘れてきた気がする。頭のなかに思い浮かぶのは笑っているゆか1人。

見れば見るほど心が熱くなっていく。

告白をしたいけど、驚かれたらどうしよう、どうせ断られる、嫌われるとか、色々な考えが頭をよぎっている。

今日は寝れそうにない…。あああ、どうすればいいんだああと心のなかで叫び、いつも以上に電気毛布の温度を強くして寝た明日は学校だからね。温度を上げたせいか熟睡することが出来た。


 朝が来た。僕はお母さんに急かされながら急いで歯磨き、着替え、食事を済ませ家を出た。

今の隣の子は男子だ。しかもとびきりうるさい奴。毎日金をくれ金をくれって言ってきて、正直面倒くさい。

でも、今日でこんな奴から開放されるんだ、そう、今日は席替え!

2ヶ月に1回開催される、定期イベントの中では一番楽しいけど、地獄を見るはめにもなるイベント。

いつもなら男子と隣になれるように希望をするが、今回は何故だがしなかった。その代わりに女子となりたい。ゆかと…。

うちのクラスでは最初に視力が悪い人を優先的に引かせてから、僕ら普通の生徒が引く。

ヤタ━━━━━━ヽ(゜∀゜)ノ ━━━━━━!!!!と叫んでる人もいれば、Σ(゜Д゜;エーッ!と落ち込んでる人も居る。

さあ、いよいよ僕の番だ…。

ゆか来い!

さあ、果たしてまさとはゆかと一緒の席になることが出来るのだろうか…。

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