ホープタウン編、黄昏の忘街編 始まり編
夜だ。ビルが並んでいる大都会。夜と言っても時間は深夜ぐらいだろうか。
人々の声や出す音は聞こえない。
エリドには誰も見えないし、聞こえない。ただ一人を除いて。
目の前を見てみると妙に懐かしい気がする。情熱の輝く赤色。だろうか?
そんな髪を纏った少年が奥に立っている。街灯の所だ。誰かを待っている。
街灯の所まで行けば見れるかも知れない。会えるかも知れない。
エリドは走り出す。歩いても行ける距離だろうに。
どんどん息が速くなる。足が速くなる。今、自分がどんな感情かさえも分からず。自分の思い出のもとへと無邪気に駆けていく。
街灯に辿り着く。汗でいっぱいだ。地面を見つめ膝を曲げて、エリドは息を整える。
『大丈夫だ。もし離れてしまっても俺は必ずにお前に会いにいく』
“マエル”の言葉がエリドの脳によぎる。
「どうしたんだ?そんなに焦って」懐かしい声だ。彼の声だ。“マエル”の声だ!
「マエル!!」エリドは前を見つめ喜びをぶつける。
「言っただろうエリド。必ずまた会えると。」
街灯に辿り着いたエリド。そこで待っていたマエル。
二人は街灯の光に照らされお互いの姿を見つけた。
「マエル、俺!」エリドは嬉しそうに言葉を言い始める。
「エリド。お前と話したい気持ちはやまやまだが。俺たちにはやらなければいけない事がある。」マエルはそう言う。まるで、エリドに思い出せと言わんばかりに。
「!!!!」
エリドは自身の記憶と約束に向き合う。そして心の中で叫ぶ。
「記憶、約束、オリファ!!」
「思い出したか、エリド?俺たちの記憶を救いに行くぞ」マエルは目の前の親友にそう告げる。
「うん、マエルありがとう!」エリドは目の前の親友に応える。
「礼は、終わってから聞きたいな」
そんなたわいもない話をしながら、2人は覚悟を決め親友を助けるため強大な敵がまつ場所へと向かっていく、、、
黄昏の忘街編 始まり編
「それで、これからどうするの?」
エリドが言う。
「そうだな。やっぱりまずはオリファの居場所を見つけなくては」
マエルがそれに答える。
「オリファ、、心辺りはある?」
エリドがマエルに尋ねる。
「正直、手掛かり無しだ。急がないとオリファに何が起こるか分からない。」
マエルが焦ったように言う。
「マエル。大丈夫!一人で抱え込まないで。俺もいるよ!だから今度は"一緒"に頑張ろう!」
エリドはマエルを一人にさせまいと言う気持ちでそう言い放つ。
「! ああ、そうだな。」マエルは言う。
「、、、ふっ」マエルは静かに笑う。
「?」エリドが横から覗き込む。
「俺たちはもう、一人じゃないんだ」
マエルは嬉しそうにそう言い放つ。
「! うん!」エリドはそれに応える。
ササッ!するとどこからか何かが現れる
「! 何だ!!」
マエルはそれに気付き、素早く剣を取り出し構えを取る。
エリドも多少遅れて構える。
「、、ヒ」何かを言っている。
「?」エリドとマエルは頭に?マークを浮かべる。
「ヒヒーン!!」ユニコーンがそう言う。
「何だ!?こいつは」
マエルが困惑して言う
「ん、あれ。確かこいつどこかで、、」
エリドは目の前の存在について記憶を探っていた。
「こいつ、、馬、いやユニコーンか?」
マエルが考察を始める。
「あ!思い出した!!マエル!今すぐこいつから離れて!!」
エリドが言う。
「なぜだ?敵なのか?」
マエルが質問する。
「いや、敵ってわけじゃないけど。こいつ光を出して別の場所に連れていかれちゃうんだ!例えば街から洞窟とか!、」
エリドは急いで説明する。
「ひ、ヒヒーン!!」
ユニコーンは吠え続ける。
「? すまない。よく分からないんだが」
マエルが言う。
「とにかく逃げて!!」
マエルは言う。
「ヒヒーン!!!!!」
ユニコーンは大声で吠える。
「すまん!もう一回言ってくれ!よく聞こえない。」
マエルは声を張り言う。
「とにかく!逃げっ。うわっ!!」
エリドが言う。
「! エリド!」
マエルは慌ててエリドの手を掴む。
「ヒヒーン!!!!!!!!!!!」
ユニコーンは吠え、二人は光に包まれていく、、、




