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好きなように生きるのは難しい  作者: もちむぎなこ
15/20

こつこつと頑張った成果




はいはいで部屋をはいまわり、座っているときは腕を振ったり足上げ運動をしてみたり工夫をして体を動かす




泣かない赤ちゃんから凄く動き回る赤ちゃんに進化したが、見られているときはなんとなく恥ずかしいので赤ちゃんらしく?大人しく振る舞っている




主に活動時間は乳母しか部屋にいないタイミングだ




うっかりお父様やお兄様が部屋に来ている時に、はいはいやつかまり立ちの練習をすると大騒ぎになるのだ




最初は生後3ヶ月でここまで動けるようになったことに驚かれたのだと思ったけど、初めてのはいはいやつかまり立ちに感動しただけだった




ところが重たい頭で少しでもふらつくと危ないからと抱き上げられ、座っているときすら手で背中を支えたりと、危なげなく出来ることでも自主的に動くことができなくなるのだ




まあ、当たり前の反応ではある




私の成長速度がどう考えてもおかしいのだ、1人の時に鍛えたらいいので乳母以外の人が居るときは大人しくしている




乳母はそんな私を理解してくれている




誰かが部屋を訪ねてくると何事もなかったように私を寝台に寝かせてくれるし、運動がきつくて声が漏れてしまっても聞かないふりをしてくれる




乳母の優しさにはかなり甘えているし、乳母と離れることを考えるとかなり泣きたくなるくらい信頼している




乳母はマギーという名前で、年齢は40代くらいで、前世のおばあちゃんとは全然違うけれど、前世のおばあちゃんと似ているところが多くてとても安心する




いつも私にほっこりするような静かな優しさをくれるから、いつか恩返しをしたいなと思っている




喋ることと表情の筋肉のトレーニングもかねて、頬を膨らませたり舌の運動をしたりと、普通はしないようなおかしなことをしていても、最初だけ驚くものの様子を見て自由にさせてくれる




1人遊びの延長だと思っているのだろう、危ないことはちゃんと止めてくれるから無理せず自分のできることをできている気がする




そんな日々を過ごしついに生後7ヶ月、立てるようになりました!




そしてちょーーっとだけ喋れるようになった




つかまり立ちは卒業したものの、頭が重いのは変わりないので歩くのは3歩が限界




おしゃべりも、うばとにーにとぱぱのように2文字くらいならなんとか伝わるようになった




3文字以降はまだまだ舌足らずで発音ができなくなるのだ、まあ、ペラペラ喋る赤ちゃんがいたら不気味なので、これくらいでちょうどいいはずだ




こつこつと頑張ってきたけど、無理して急いで成長しても天才だとか言われてめんどくさくなりそうだったので程々にすることにした




初めてうばを読んだ時、感動したのか泣いてくれて、お父様やお兄様も聞きに来てくれたのだ




その時ぱぱとにーにと呼んだことでまた騒ぎになり見たことのない執事やメイドがなぜかたくさん部屋に来てびっくりしたのだ




乳母が私にうばと呼ばれたことを泣きながら自慢して回っていたようで、私が言葉を話すのをひと目見たいと集まってしまったらしい




お父様とお兄様は自慢げにもう一度言ってみてと執事たちの前で言うので、何度もぱぱ、にーにと言う羽目になった




血が繋がっていないはずの執事やメイドたちがまるで自分の家族のように感動して喜んでいるのを見るのは嫌じゃなくて、恥ずかしかったけど嬉しかった




お母様にもままと言いたかったけど、なんとなく言い出せないままお母様に会えない日々が続いた





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