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合流

リヴィ・・じゃなくて、スルヴァの事はヴァイスに任せてから直後のこと。

私は階段を駆け上がり、カインの元へと向かっていた。


でも、何でだ?全然、魔法の音とか、戦っている気配が感じられない

「さっきまでここで、戦っ・・」


上りきった2階の床には、4人の兵士が横たわっていた。

さすがに、死んでないよね?

血は、殆ど出てないみたいだし、大丈夫なはず。

「・・今は、先を急ぐしかないかないか」


城の奥へと進んでいくと。今度こそ、魔法の発動音が聞こえだした。

「急がないと!(兵士くらいなら、負けはしないだろうけど)」


魔力感知を使用してと。これで、この城の中でも迷ったりはしない・・はずだよね。

え〜と、反応的に、もう一個上の階かな?


階段・・階段は・・

視認できる範囲にはない。おそらく、この長い廊下の先にある可能性が高いけど。

そんな時間はない!

なら、どうするべきか。

「魔力温存はしたかったけど。『ヒートレーザー』


熱線を上手く操作して、2階の床に穴を空けて・・と

よし、これで近道できる


反応はすぐそこだ!

再び前へと伸びている廊下の先にある広間。

カイン達は、そこで9人ほどの兵士と対峙していた。


さてと、頑張っているカインには悪いけど。

こんなところで手こずっているわけにはいかないし。

「2人とも!こっちに!」

「んっ・・分かった。セラ、退避する」

カインが私の顔を見るなり、ホッと息をつくと、すぐにそう呼びかけた。

「は、は〜い」

そして、二人が猛スピードで移動し、私の後ろへと隠れる。

「よし!これでいける!」


すぐ目の前・・もう5メートルくらいしか無いけど。

兵士全員が3方向にバラけながらも、剣や槍とかの武器の先を私に向けて、突撃してきている。

こんな見え透いた攻撃をされてもね〜。

まぁ、方向は一直線しかない、この部屋の構造を恨むことね


「撃ち落とせ!『メテリクス』」

空間を開くと、十数個ほどの石を射出させた。


石は目の前の兵士、全員の鎧を部分的に凹ませ。

中には、そのまま鎧の一部が砕け散ってしまった兵士もいる。


「うっ!」「痛ぇ!」

兵士達は、地面に蹲ったり、ぶつけた場所を押さえ込むながら、苦痛の声をあげている

フゥ〜、威力を控えめにしといてよかった

「・・トライアから聞いてはいたが。想像以上の強さだな」

「そ、そうかな?って、カインとセラは大丈夫?」

「心配ありがとう。だが、この通り、問題はない!」


確かに、そこまで目立ったダメージはないようだけれど。

2人とも、片腕と横腹辺りに切り傷や、軽く赤くなった跡(魔法をぶつけられた可能性が高い)がある。

「でも、その傷は?」

「このくらいなら、大丈夫だ。後でマドレーヌに治してもらう」

その言葉通り、表情から見ても、カインは大丈夫そうだけど。

セラは、傷を手で押さえて、痛みを我慢していた。

「だ、大丈夫?セラ?」

「うう。少しだけ・・痛いけど。セラ、陽動くらいならできるよ。(ここまで来たんだし。せっかくなら最後まで行きたい)」


キラナみたいに心が読めるわけではない私でも分かる。セラの目つきは本気だ。

でも・・


「気持ちは嬉しいけど。無理はダメだ」

カインはセラの肩を持ち、優しくそう伝える。

うん、私も同意見だ。流石に、このまま連れて行くのは・・

「ですが、カイン様・・」

セラは、

「別に来てはいけない、とは言ってない。後方にいるマドレーヌの回復を受けたら、戻ってきてくれ。王との戦いにセラは必要だ」

「は、はい!分かりました〜」


「さてとだ・・さっきは戦闘中で聞けなかったが、名前はコスモスで合ってるか?」

「はい!」

「良かった。もう知っているとは思うが、僕はカインだ。ここから先もよろしく頼みたい」

そう優しくキリッとした顔で、そう言うと、右手を差し出してきた。



マリアナから最初に聞いた情報では、人体実験とかをする悪人・・だったけど。

やっぱり、ノエルの言う通り、このような優しい人がそんなことをする訳がない。実際にトライアが侵入した時も、それらしい怪しい行動すらもしてなかったみたいだし!


それに・・それらを踏まえなかったとしても。

この現状で疑う事すら烏滸がましくなってしまう

「こちらこそ!」

だからこそ、私はしっかりと、その右手を受け取った。



「さてとだ。今のうちに考えやをまとめておこう。まずは・・」


最初に話すことになったのは、お互いの能力や魔法についての情報交換だった。

お互いのことを詳しく知れば、連携もしやすいしね

「なるほど、空間魔法か」

「知ってるんですか?」

前に突入した研究所の人も、色々知っていたけど。

カインなら、さらに教えてくれるかもしれない!

「もちろんだ。実際に見たのは、君のが初めてだが」

「あと・・個人的な質問なんですが。前に、研究所の人が空間魔法の集団?・・それも、機械で再現とか言うことも言っていたんですが・・何か知ってますか?」

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