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転生

ハッ!

気がつくと、俺は真っ白な空間に浮いていた。目の前には、申し訳なさそうに眉を下げた老人が一人。

「つい早めにこっちへ呼んでしまった。まさか、あんな時間にまで働いているとは思わなくてな……」

どうやら神様らしい目の前の老人は、神様を名乗る割には、ノルマ未達成の営業マンみたいな顔で頭を下げている。そうか僕は死んだのか……ああ、でも、やっと終わったんだな。あの地獄みたいな通知音も、深夜の修正依頼も、全部……

あまりの解放感に、涙が出そうになる。

いや、もう涙を流すための水分すら、前世のデスクに置いてきてしまった気がする。

「お、おう、そうか……。そんなに辛かったのか。よし、決めたぞ! 君の次の人生は、私からの特大の『お詫び』だ。」

俺は間髪入れずに、残りの人生――いや、()


「働きたくありません。」


「えっ」


「一歩も動きたくないし、誰にも邪魔されたくない。二度と『納期』なんて言葉を聞かなくていい、最高の永遠の有給休暇。それが欲しいんです。あと、できればもふもふした可愛い生き物になって、一日中日向ぼっこしてたい……」

「……わ、わかった。そこまで言うなら、君に最高の安眠と自由を約束しよう。ついでに、その休暇を邪魔する不届き者を追い払うための『特別な力(スキル)』を授けようじゃないか」

神様が杖を振ると、俺の意識は再び遠のき始めた。

「……頼みますよ、神様。次は……絶対に『ホワイト』な環境で……」

そして視界が暗くなった。

どうもモルメアですこれからもよろしくお願いします

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