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社畜死す
ない
「……あ、これ死んだわ」
意識が遠のく直前、俺が最後に見たのは、深夜2時のオフィスを照らす無機質な蛍光灯の瞬きだった。
ディスプレイには、終わるはずのない修正指示が赤文字でびっしりと並んでいる。
今月の残業時間は、たしか80時間を超えたあたりで数えるのをやめた。
心臓が「ドクン」と大きく跳ねた後、まるで定時退社のチャイムが鳴ったかのように、スッと鼓動が止まる。
皮肉なもんだ。人生の最後だけは、こんなにも静かに、定時に終わるなんて。
こんにちは。あ!もしかしたらこんばんわですね。この作品を見てくださりありがとうございました。これからも見てくれるとありがたいです!




