試練
来翔は師匠を看病したが、妻の友梨に店を開いてくれと頼まれてしまい、店を再開することとなった。
「おい!テメェ。俺のクルルァがよ。おめぇの店にぶつかっちまったんだよ。どう責任とってくれんだ?」
カウンターに居た俺は向こうを一目見た。ボンタンと短ランを着た不良だ。嫌だ。オレには無理だ。幾度と無く喧嘩に負けてきた俺が。
「あーもう。無理だよ。おれには店をまもることなんかできねぇ。お願いだ助けてくれ、正義のヒーローよ。」
「隠れても無駄だぜ。やっちまうぞコラ。俺はよぉ。女々しい男が嫌いなんだよ。」不良共は鉄パイプ持って室内を壊し始めた。
許せねぇ。その気持ちは溢れ出るが行動できない。恐いから。ヤンキーは恐いです!
ガラスの割れる音や壁の壊れる音…店が壊されていることは分かる。だけど恐いんだ。今まで人の制するところとなっていたから。
「助けてヒーロー。店を守ってくれ!」来翔はもう一度口に出す。とその時だ。来翔に声が聞こえて一筋の光を見た。「来翔、お前がヒーローなんだよ。さぁ、こっちに来い。」誰だか分からないがとりあえず進む。
そして光の正体に辿り着いた。
その物体を手にする。身体の内部に物凄い力が溢れて来た。今までのネガティブ思考も全て忘れてしまう。そんな恐ろしい力が溢れて来た。
「おい!何だあいつ、目が赤くなってるぞ。」
「畜生。ええい。」
二人は化け物のような姿になった。
「行くぞ!オレ、外山来翔がお前達を裁く。はぁ、トンカツ戦士東!表に出ろ!」
胸には東の文字が背中には豚のマークが。そんなヒーローであった。戦闘を開始した。両陣営は勢力均衡、五分五分だ。
「オリャーッ、オリャーッ」
「やるな!貴様、うぉぉあぁぁいっ!!」
手に持ったすり棒を大きくして巨大な棍にかえた。
「うおぉー。トドメだ。東の波動。」2回二人を打ち、最終攻撃をして倒した。
「さぁ、賠償金払ってもらおうか。あぁん。」
「すみませんでした。支給納めさせて頂きます。」
二人は平謝りをして二百万円を納められた。




