ファイル1 5/6(水)P.M.19:14 Player : RUI Lv 0
―泣いてる子には,声掛けを―
「ただいま~」
「あれっ?瑠衣!帰り早いじゃない。部活は?」
「今日はオフの日だよ~」
「あ、そうだったわね!忘れていたわ~。ご飯できているわよ、食べちゃって」
「うん」
今日のご飯は……わ、カレーだ。美味しそう。
「あ、そうそう瑠衣。ついさっきね、ゲームが届いたの!」
「ゲーム……?そんな趣味、お母さんにあったっけ?」
「ないわよ。お父さんね、きっと……。」
「まだ帰ってきてないみたいね、お父さん。」
「ええ。まだ仕事ね。で、そのゲームのことなんだけど、お父さんの知り合いの方が作った最先端のゲーム機らしくって。瑠衣にテストプレイヤーとしてプレイしてみてほしいんだって。」
「え!?私が?ゲームなんて部活で忙しくってあまりやってないのに~……」
「でも良い機会だと思うわよ?なんて言ったって、『ゲームの中に入れる』って話だし。」
「えぇ!?何それ!?」
「私も最初は驚いたわ。まぁそういうことだからっ。よかったらやってみて頂戴。部屋に置いておいたから。」
「う、うん……そ、そんなすごいものが家にあるなんて……なんか実感湧かないな……」
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ルイ:
わっ!?起動できたっぽいのかな……?なんか異空間だぁ~すごいっ。適当にそれっぽいボタン押しちゃったけど、正解だったみたいね!あれしかボタンなかったし!……で、ここからどうすればいいのかなぁ、なんか目の前に半透明の立方体があるけど……あれに入ればいいのかな?
???:
そうです。話が早くて助かります。
ルイ:
きゃっ!?だ、誰……っ?
先導者:
驚かせてごめんなさい。私は先導者と申します。
ルイ:
せ、先導者……。光の塊が喋ってる……も、もしかして案内人的なものなのかな、
先導者:
はい。そうです。あなたを探しておりました。では単刀直入に。あの立方体の中へお願いします。
ルイ:
は、はいっ。……わ、す、すごい……
先導者:
まず、プレイヤー名をお決めください。
ルイ:
え、……ルイでいっかな……
先導者:
ルイ様ですね。それでは次にコスチュームをお決めください。
ルイ:
え!?なんかいろいろある~!サイバー系な服が多いね、そういうゲームなのかなぁ……。……これ可愛いなっ、和風なサイバー服に、あ!フードに猫耳ついてる!これにしますっ!
先導者:
カラーをお選びください。
ルイ:
え!色も決められるの?こういうのって迷うけど楽しいよねっ。うーん……この、なんていうのこの色、エメラルドグリーン?かなっ、これにしてもいい?
先導者:
もちろんです。具現化します。
ルイ:
わっ!すごい一瞬だった~!可愛い~ありがとう!
先導者:
いいえ。こちらこそ。それでは、フィールドに転送いたします。変更等ありませんか?
ないっ! ◀
あるかも……
ルイ:
大丈夫!ないです!
先導者:
分かりました。それではフィールドへ転送する……前に、
ルイ:
行く流れかと思った、何でしょう?
先導者:
……あなた様にお願いがあるのです。
ルイ:
…なになに?、教えて教えてっ
先導者:
……これから転送するフィールドの場所『明鏡の泉』と呼ばれている場所です。今から転送するフィールド『エモーションワールド』では、大変なことが起きていまして。ある火山の噴火によって、エモーションワールドにて生きている住民『エフェリー』が、暴れ出しているのです。
ルイ:
……えぇっ……そうなの、大変……っどうして暴れちゃっているのかな、
先導者:
『感情』によって暴れていることが原因であると、他の賢者様が突き止めていました。その『感情』をどうすればいいのかについては、「オーラ」と言うものが存在するとのことなのです。ですが……まだ情報伝達がなされていない、未明な部分が多いです。そして何より、二次災害も起こってしまっています。それが、我が主であり、エモーションワールドにおける賢者の一人、『ヨウヒ』様の混乱なのです。
ルイ:
ヨウヒ……?
先導者:
この方は、『破壊』の力を創造神より授かった賢者で、普段はその破壊の力をうまく制御していたのですが……破壊の力が込められた黒の帽子型生命体『リラ』が火山の噴火をきっかけに暴れ出し、ヨウヒ様は暴走状態なのです……。そこで明鏡の泉にて隔離し、制御を試みていますが、うまくいっていません。
ルイ:
……なんか込み入った話みたいね、全部は理解しきれなかったけど、そのヨウヒさんって人が暴走しててどうにかしてほしいってことだよね?
先導者:
うまく説明できなくて申し訳ありません……。でもかなり緊迫した状況でして。おそらくですが、ルイ様になら、例の『オーラ』を発現させられると信じております。どうかヨウヒ様を救っていただけませんか……?
ルイ:
わ、私に何ができるのかわからないけれど……助けてあげたいよね、そのヨウヒさんのこと。分かった!協力するよっ!
先導者:
こんなあやふやな状況の中……至らない部分も多いのにそのお心づかい……感謝いたします。
ルイ:
私こそ、あんまり頭もよくないし、情報量が多いと混乱しちゃうけど……が、頑張るっ……
先導者:
ありがとうございます。それではフィールドへ転送いたします。
ルイ:
おねがいしますっ!
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先導者:ここが、明鏡の泉になります。
ルイ:
い、泉の上に私立ってる!?
先導者:
明鏡の泉は神秘的な場所でして、泉の上に立つことができるのです。そしてあの木をご覧ください。
ルイ:
綺麗な水色の花がついているのね……
先導者:
あの木は『ソラウツシ』と呼ばれている木で、空の色を映し出す花をつけるのです。
ルイ:
だから今は水色なんだね、綺麗~!……ん?なんか泉に波紋が広がって……っ!?
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▶ルイ:「わっ!?わぁーーっ!?な、何この怪物みたいなの!?」
▶先導者:「これは……まさかこの場所にまでエフェリーが来たようです、このエフェリーは現在『感情』に取り
憑かれているようです。
▶ルイ:「か、感情……に?うわあああ大変っ、あのエフェリーさん何かめっちゃ泣いてる!?」
▶先導者:「このままではこの泉の水が増水してしまいます、どうにかしてあのエフェリーを止めないとっ!体力ゲージを表示します!」
▶ルイ:「でも、ど、どうやって……っ?!」
▶自分のやり方でエフェリーを制御せよ!
▶ルイ 制御する
調べる ◀
道具
逃げる
▶ルイ:「と、とりあえず、様子見ようっ!めっちゃ目から涙出てる……泣いているんだよねこれってきっと。悲しいのかな、なんで悲しんでいるの~っ」
▶エフェリーの涙がルイを襲う!
▶ルイは身をかわした!
▶ルイ:「身体能力めっちゃすごい!?よけれちゃった……」
▶ルイ 制御する
調べる
道具 ◀
逃げる
▶<道具>
精製水:体力を少し回復する。
▶ルイ:「うーん、道具にヒントはなさそうかなぁ……。『感情』によって暴走しているんだよね?あの子って」
▶先導者:「おそらくそうだと思われます、」
▶ルイ:「多分あの子は見た目だけで言えば『泣いてる』んだと思う。泣いてる子をなだめてあげればどうなるかな……っ」
▶ルイ 制御する◀
調べる
道具
逃げる
▶ルイ:「エフェリーさんっ!!」
▶エフェリーは少し反応した!
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ルイ:
私はあなたがなんで泣いているのか分かんないけど……とりあえず、落ち着いて。大丈夫、大丈夫だからね……っ!私がいるし、大丈夫だよっ!
先導者:
……!!この音は一体……!?
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▶明鏡の泉が震えあがった!!
▶ルイの手からエメラルドのオーラが発動!!オーラは音波へと形を変えた!
▶ルイ:「え?!な、もしかしてこれがっ……!オーラ!」
▶先導者:「オーラが音波へと変わっています!音波をエフェリーに向けて放ってみてください!」
▶ルイ:「うんっ!!」
▶ルイ 制御する◀
調べる
道具
逃げる
▶ルイはエフェリーに向けて音波を放った!
▶エフェリーの涙は一気に勢いを落とした! 相手の感情ゲージ 20→0
▶制御成功!!!
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ご覧いただきありがとうございます!今回はもう1人のテストプレイヤーが登場しました!感情によって暴れていると言えど,感情は現実世界のそれと共通しているものですから。瑠衣ちゃん流石ですね,「泣いているのならなだめる」。シンプルな考えでオーラを発現できていました!さぁここからどのような末路を辿るのか。残り2人のテストプレイヤーは?こうご期待です!




