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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 今の状況で屋台を利用する一番の理由が近いから……ってことを聞いて、俺はふと疑問が浮かんだ。


「南街の方は遠くない? あっちから中央広場とかの店に行くなら少し歩くことになるけど……」


 ダンジョンでの狩りを終えたり依頼完了の報告をしてから冒険者ギルドを出て、南街の屋台まで行く。


 それだけなら数百メートル程度だが、そこからまた中央広場にまで向かうことになると……俺と違って自分の足で歩く皆にはその距離はちょっと面倒なんじゃないだろうか?


 俺の質問に、彼らは「そうだな……」と顔を見合わせると考えこんだ。


「まあ……近いんなら近い方がいいんだが……別に距離があってもそれはそれで構わないんだ」


「そうなの?」


「ああ。狩りを終えて食いに行くわけだからな。酔っぱらう前に話すことはいくらでもあるんだ」


 他の皆を見ても、同意なのか頷いている。


 狩りを終えた直後の熱くなった状態よりは、外を歩いてちょっと落ち着いた状態の方が色々意見を出し合えるってこともあるか。


 屋台で酒も飲むことは飲むが、あくまで軽くで本格的に飲むのはちゃんとした店に入ってからだ。


 適度に距離があるのも、それはそれで都合がいいのかもしれない。


「なるほどねー……参考になったよ」


 今の意見は折角だしセリアーナに伝えてみよう。


 必ずしもそこの路地の屋台に反映されるとは言えないが、それでも今後出店する屋台の方針なんかには使えるかもしれない。


 まぁ……結局のところここの前の通りは冒険者だけじゃなくて、街の住人も来るくらい治安が良いこともあって、あんまりおっさん連中が羽を伸ばせるような雰囲気じゃなくなっているんだよな。


 それ自体はとても良いことだし、南街は人の通りも少ないから多少ガラの悪い彼らが酔った状態でうろついても問題にはならないだろう……多分。


 ◇


 さて、しばらくは屋台や街の酒場について話していたんだが、一通り話したところで次の話題に移った。


 北の森の魔物の中に妙に弱いのがいた件だ。


「弱い魔物……か? 単に雑魚ってわけじゃないんだよな?」


 ここのホールで合流した冒険者たちが、その話を聞いて不思議そうな表情を浮かべた。


「ああ。今日倒したクマも、先日倒したカエルもどきも……遭遇したのは北の森だが、本来はどちらも一の森の魔物に居たっておかしくはない魔物だろう?」


 ウチの隊員が彼らの疑問に答えると、首を傾げている。


 まぁ……彼らは主にダンジョンで狩りをしているし、外の様子にはそこまで詳しくないんだろう。


 ダンジョンは外から隔離された環境だし、変わりがないことはわかっていたんだが……それでもこのホールで多くの冒険者と顔を合わせることが出来る。


 何かあれば噂くらいは聞いているかも……と思ったんだが、どうやらこちら側には何も起きていないらしい。


 空振りだ。


「カエルもどきは戦ったことないが……聞いた限りではそうだよな。おい、お前たちも気になるならコッチに来いよ!」


 彼はそう言うと、ホールにいる他の冒険者たちに声をかけた。


 先程の食事の際には全く興味を示していなかったが、魔物の情報に関してはそうじゃないらしい。


 若い冒険者たちが「お邪魔します」と言ってこちらにやって来る。


 冒険者なのは間違いないんだが……ウチの隊員や同じテーブルについている冒険者たちに比べると、若いし何となくこざっぱりしているし……恐らく彼らは前の通りの屋台を利用するタイプなんだろうな。


 こうして見比べると一目瞭然だ。


「セラ副長、どうかしましたか?」


 俺が笑いを堪えていると、その様子に気付いた彼らの中の一人が訊ねて来た。


「ん? いや、何でもないよ。話を聞いて、もし何か知ってることとか気になることあったら遠慮なく言っていいからね」


「はい。そうさせてもらいます」


 礼儀正しい。


 ……やっぱりなんか違うな。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・1枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
既に教育されてるんじゃないかな?
セラは女性のNo.2だから当たり前なんだよなぁw
違ってる? アンタがそれを言うのか? すっげえ親分に似たんだよ(笑)
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