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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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「おぉ……混んでるね」


 冒険者ギルドの中に入ると、外で見た以上に人が中にいて驚いてしまった。


「そろそろ他所から来た商人たちも増えて来ているし、そいつらがコッチの素材を買い集めようとしだす頃だ。ここに集まるのも仕方がないだろう」


「ロビーの空いた席でも使おうと思ったが……これは無理だな」


 皆で一階の様子を眺めていると、奥から冒険者たちがやって来た。


 先にこちらに来ていたウチの隊員たちもいるが、それ以外にも何人か一緒だ。


「よう、お疲れさん。団長への報告はどうだった?」


「無事終えたぞ。まあ……結局は研究所の調査次第で今は何もわかんないけどな……」


「解体はどうだった?」


 俺と一緒だった隊員が彼らに訊ねるが、肩を竦めている。


 あのデカい袋は持っていないし、解体には出しているんだろうが……どうかしたのかな?


「持って行かなかったの?」


「持っては行ったぞ。ただ……今は慣らしも兼ねて近場で狩りをしている連中が多いだろう? その分持って帰ってくる量も多いみたいで、向こうも大分手が足りないみたいだ。騎士団の任務だし解体が手間取る代物でもないからある程度は優先してもらえるが……すぐにとはいかないな」


 そう言って「やれやれ」と首を横に振っている。


 すぐに調べてもらえるようにとわざわざ外でバラして来たのに、結局時間がかかりそうなのか。


 ここで合流したらしい冒険者が、隊員を慰めるように肩を叩いている。


「デカブツは運び込まれていなかったが、その分数が多かったからな。向こうもそれに備えて小型用の道具を用意していたし……お前たち、クマの死体そのまま運んで来なくて良かったな。後回しにされていたかもしれないぞ」


 その言葉に苦笑してもう一度肩を竦めると、こちらを見た。


「まあ……そうだな。それで……買って来たみたいだな?」


 その言葉に、先程屋台で買ってきた袋を掲げる。


「おう。料理と酒な。隊長の奢りだ」


 それを聞いた皆は、一斉にこちらを見るとデカい声で礼を言って来る。


 酒を飲んでいないのにもうコレか……。


「はいはい。仕事してる人も多いから騒がないようにね。……んで、結果がわかるにはまだ時間はかかりそうだけど、どうしようか? オレは待つつもりだけど」


 彼らも初めは結果がわかるまで、冒険者ギルドの施設内で待つつもりだったんだろう。


 その間に軽くつまむための料理とお酒だったんだが……時間がかかるのなら、付き合うかどうか。


 どの道結果が分かれば騎士団なり冒険者ギルドなりが彼らにも伝えるだろうしな。


 そう思ったんだが。


「いや、折角だし付き合うさ。任務は明日までだし……気になることは片付けておきたい」


「そうだな。ここじゃ……難しそうだが、下ならいけるだろう? ついでにダンジョンの情報も聞いておこうぜ」


 どうやらウチの隊員もだが、隊には参加していない冒険者たちも気になっているのか付き合うつもりらしい。


 混雑しているここではなくて、地下のダンジョン前のホールで過ごすつもりらしく、「行こうぜ」と言って奥に向かって歩き出した。


 ◇


 地上一階のロビーは、冒険者ギルドに用事のある冒険者や、商談や依頼を出しに来た商人たちで溢れていたが、地下のダンジョン前のホールも中々どうして。


 雨季明け直前の、休暇中だった冒険者たちが活動再開の慣らしも兼ねて集まった時も混雑していたが、今日だってこの時間帯なのにいくつものパーティーがホールに集まって話をしている。


「見た感じ……狩りを終えた人たちが多いのかな?」


 ホールにいる者は皆冒険者だが、どこかくたびれた雰囲気が漂っている。


 ウチに限らずダンジョンを利用するのは中々高いハードルをクリアする必要がある。


 そのため、大抵の連中がしっかりとした者だし、中で事故を起こすわけにもいかないから装備も体調にも気を使っている。


 少なくとも、出発前にはこんな雰囲気にはならないだろう。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・1枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
くたびれた雰囲気のベテランとか実は凄腕、とかでは無さそう。
何かわかるといいなぁ
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