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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 領都の各門で警備の兵から話を聞いて、軽く周囲の見回りを終えた俺は街に帰還した。


 そして、まずは騎士団本部に向かいオーギュストに報告を行うことにした。


 隊員たちも何人かは冒険者ギルドに、持って帰ったクマの一部の解体と調査の依頼に行ったが、大半はこちらに来ていることもあって、一緒に団長室にいる。


 そして、まずは北の拠点での戦闘についての報告から始めた。


 川岸やその周りを大分破壊してしまった辺りでこめかみを押さえていたが……そこは気にせず、お次は一の森での戦闘について話し、それも終えると兵たちが街道に出て来たクマについても話した。


 俺の隊もジグハルトの隊も任務が終盤だったからってこともあるが……色々動いている。


 改めて考えてみると、今日は大分盛沢山な一日だった気がするな。


 まぁ……今年は雨季の間もなんやかんやでずっと忙しかった気もするし、今更かな?


 これが片付いたら、ちょっとのんびりするのもいいかな……と、兵たちの報告を聞きながら考えていると、オーギュストは「……なるほど」と絞り出すように呟いた。


 そして眉間を指で押さえながら大きく溜め息を吐いた。


 自分の隊だけ見ていたらいい俺と違って、オーギュストは騎士団全体に加えて領内や隣接する他領についても色々考えることがあるし大変だ。


 しばらく内容を頭で整理していたのか黙り込んでいたが、顔を上げると俺を見る


「……つまり、今君が警戒しているのは一の森でも街道でもなくて、北の森ということか?」


「お? あぁ……そうそう。一の森は何だかんだでいつも通りだけど、北の森の方が魔物の動きが大きいんだよね」


 俺がそう言うと、同意するように他の隊員も続ける。


「それはそうだよな。浅瀬まで出て来て目の前を通過する人間の警戒をする……ってのはよくあるが、草原まで出て来たり、襲って来たり……ってのは滅多にないんだけどな」


「今日のクマも……この間のカエルもどきも妙に弱かったし、なんなんだろうな?」


 隊員たちの声にオーギュストがそちらを見た。


「カエルもどきに関しては、解体も含めた簡易検査の報告が上がっている。少なくとも、毒物や薬物……病気の類ではないようだ。カエルもどきはまだ発見して間もない生き物で、冒険者ギルドも上の研究所でも比較出来るほどの情報がないため断言は出来ないがな……」


「ふぬ……オレは止めを刺すちょっと前に参加しただけなんだけど……蹴った感じとか、確かに弱かったんだよね。でも、異常があったってわけでもないのか……」


 カエルもどきの情報が少ないから断言出来ない……とは言っていたが、毒物や病気に関しては情報を持っているだろうし、その報告は恐らく間違いないんだろう。


 そうなると。


「今回のクマで何かわかるかな?」


「遭遇場所はさほど離れていないんだろう? そうあって欲しいものだ」


 オーギュストはそう言うと、大きく息を吐いた。


「お疲れみたいだね?」


「そうだな……昨年の戦争から始まって、色々な問題が一気に起きたからな。来年以降は楽になるだろうが……今対処を誤るわけにもいかないし、気は抜けんよ」


 オーギュストの言葉に「ご苦労様だ……」と感心しながら部屋にいる彼の補佐たちを見ると、彼らもちょっと顔がやつれているように見えるし、主従揃ってお疲れの様子だ。


 俺は「よいしょ……」と【祈り】を部屋全体にかける。


「……済まないな。セラ副長の報告の件はリック隊長にも伝えておこう。巡回の頻度を上げることで魔物の行動をある程度抑えられるはずだろう」


「うん。お願い」


 今のところは、ある程度戦力が揃っていたら森から出てこないみたいだし、とりあえず打てる手としては確実だろう。


 人員の配置に関しては……リックに頑張って考えてもらうか。


「北の森の件も含めてご苦労だった。君の隊は明日が最終日だったな? あと一日よろしく頼む」


 オーギュストに「了解」と返事をすると、隊員たちと揃って部屋を後にした。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・1枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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