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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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「アンタが毒でも撒いたのかと思ったんだが、そうでもないようだな」


「……そこまで弱ってたの?」


【紫の羽】の毒は効果を発揮するまではどうしても時間がかかってしまうが、いざ効いてきたら麻痺して倒れたり動きが鈍ったりと相当弱体化してしまう。


「流石にそこまでじゃなかったな。だが、動きが鈍っていたのは確かだ。近くで隊長が毒を使って、それの巻き添えにでもなったか……と思ったんだが、そんな気配もなかったしな。だから……一先ず内臓だけ抜き取って来たんだ」


「向こうから仕掛けて来たし、毒や病気ってことは考えにくいんだけどな」


「なるほどねー……」


クマ三頭を持って帰るのは流石に大変過ぎるし、個体に何か異常があるかどうかの確認を領都でするためにはそれが妥当だろう。


内臓を抜き取った死体の処理をしていたからさらに遅れたわけか。


んで、一の森から爆発音が聞こえてきたから、念のため確認しておくか……って考えて俺を呼んだってところかな。


彼らの状況が分かったところで、今度は俺の方の状況を説明することにした。


まぁ……こちらは一の森に関しては元々想定していた通りのことではあるが、道中に出会った商隊についてはちょっとイレギュラーではある。


俺が領都近くまでついて行ったことも含めて話すことにした。



「商隊か……街道に出て来ていたクマはそれを狙ったのか?」


「護衛の数は……ギリギリってところだったんだろう? それなら人間の方が襲いやすいか……」


商隊について話し終えると、彼らはクマの狙いが何だったのかを話していた。


動けないほど……とまではいかないが、この感じだと大分弱っていたのは確かみたいだ。


「最後尾には隊長がついていたんだよな?」


「途中まではね。それから真ん中に移動したけど……クマは南側には移動してなかったんだよね?」


「ああ。アンタが最後尾に入っていたし、その間に隙は見つけられなかったんだろう。南には領都があることはわかっているだろうし、諦めた結果が……こうなったってところか」


隊員の一人がそう言うと、袋を指した。


「とりあえずクマがあの場にいた理由はそれなりに納得出来るな。後のことは……ここで考えても仕方がないし、領都に戻ってからでいいだろう」


「そうだな。隊長も一の森の処理が残っているんだろう? 人手はいるか?」


「オレだけで大丈夫だよ。商隊の護衛の人たちが冒険者ギルドには報告してると思うけど、ここから先でも北の森の魔物が街道を気にしてたから、気を付けてね」


小型の獣や妖魔種だけだったが、移動する俺たちを見に姿を見せていた。


こちらが手を出さなければ何もないと思っていたが……このクマの件を聞くとあながちそうも言えないかもしれない。


商隊は商人っていう戦えない者を抱えていたから、それだけ隙も多かっただろうし、全員戦える者たちで構成されているこの隊とは勝手が違うのは確かだが、もし魔物側が切羽詰まっていたらどうなるかはわからない。


まぁ……返り討ちにあうのは間違いないが、それでも気を付けてもらわないとな。


俺の言葉に彼らは「わかった」と笑いながら頷くと、領都に向けて出発した。


「んじゃ、オレも森に戻ろうかね。……まだ土煙は晴れてないかな?」


それほど話をしていたわけじゃないし、あの規模ならまだまだだろう。


そんな中で俺が森から離れてしまったわけだし……もしかして他の魔物があの場に向かって来てるかな?


そうなったら大変だ……と、【浮き玉】を一の森に向かって急がせる。


「……おっと?」


森に入ってすぐに俺の肉眼でも異常がわかってしまう。


といっても、別に魔物が暴れているとかではない。


先程の場所で舞い上がった土煙が、そのまま森の上空にじゃなくて森の中に広がっている。


広がる分土煙の濃さは薄くなっているが……森に入ってすぐにわかるほどってことを考えると、どれくらいの範囲に広がっているんだろうか。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・1枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
ちょっとやり過ぎだったかw
やっぱり2発も同じトコにブッパしたのはやりすぎ……W
今回のサブタイトルは 2210 ではないでしょうか?
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