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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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「そこそここの場で戦い続けていたつもりなんだけど……何も近寄って来てないね。地味に戦い過ぎたかな? 悪いことじゃないんだけど……」


 魔物には集まって欲しくはないけれど、俺が追っているアレに対して多少は威嚇しておきたい……というのが、わざわざ倒す必要がないのに魔物の群れと戦った理由だ。


 思ったよりも戦いづらい場所での戦闘になってしまったことで、何とも中途半端な結果になってしまったし、どうしたものかね。


 森の上空から周囲の様子を探ってみたが、離れた場所に数体うろついているのはいるが、姿を隠すでもなく上空から簡単に見つけられる辺り、浅瀬には近づかない魔物なんだろう。


 近付く素振りもなければ、全くこちら側を警戒していない。


「……この戦闘だけじゃ無理かもね。とりあえず処理をするか。まだウチの隊員たちは通過してないみたいだけど、彼らに手伝ってもらうのもなんだしね」


 二十数体分の魔物の死体だ。


 小型の妖魔種で、比較的綺麗に仕留めたとはいえ……全部集めるだけでも一仕事だしさっさと取り掛かるか。


 ◇


「地面には特に異常はないね。木の根元にも痕跡はないし……この辺はあまり魔物がうろついていなかったみたいだね」


 死体の回収を行うついでに、調査時や戦闘時には調べることが出来なかった地上の様子も確認していた。


 尻尾で地面をバンバン叩いてみてもどこも緩んでいる様子はないし、カエルもどきが穴を掘っている……なんてことはなさそうだ。


「この辺りの魔物は領都が近いとかお構いなしに浅瀬に縄張りを作るし、たまたまかな?」


 何か理由がある可能性だってあるんだが、浅瀬の魔物は北側も南側も散々倒して回った後だし、今更この辺の魔物が何か出来ることもないだろうしな。


「よいしょ……っと」


 ゴブリンの死体を尻尾で引っ掻けると、そのまま引っ張っていき適当な場所に放り投げる。


「どうやって処理しようかね……」


 次の死体を拾いに行きながらそう呟いた。


 もっと開けた場所なら燃焼玉を使って焼却処分……って方法を採るんだが、この辺りは草木が狭い間隔でビッシリと生えている。


 こんな場所で火を使ったらあっという間に森林火災に発展してしまうだろう。


 かといって、周囲の木を蹴り倒して回るわけにもいかない。


 これがもう少しまばらに生えているのならやってもよかったんだが、ここでそれをやったら一体何本折らなきゃいけなくなるのか。


 折角異常なしなのに、俺が新たに異常を作ってはいけないだろう。


「ほっ」


 今度はコボルトの死体を引っ張って来て放り投げた。


 数が多い上に小型の妖魔種ばかりだし、これを積み重ねるのはちょっと難しい。


 焼いたところで崩れて広がってしまうだろう。


「焼くのは止めた方がいいだろうし、それなら矢で消し飛ばすしかないね」


 あまり魔物の死体処理で多用する方法じゃないのは間違いないんだが、火を使いづらいこの場所で確実に処理をするならそれしかない。


「ってことは……もうちょっと地面もしっかり調べた方がいいかな。どっちに向けて矢を撃つかも考えないといけないしね」


 俺は次の死体の回収に向かいながら【緋蜂の針】も発動する。


 地面を右足で軽く蹴ると、ボコッと大きく穴が出来る。


 もっとも、下に空洞が出来ているわけじゃないし表面の土が弾け飛んだだけだ。


 少々面倒ではあるが、カエルもどき対策のためにはこれくらいやっておいた方がいいだろう。


「まぁ……手間はかかるけどね。この時期にこれ以上厄介ごとを増やすのは避けたいし、仕方ないか」


 いっそ【隠れ家】に放り込んで持って帰るか……ってのも考えはしたんだが、いくら一の森の魔物だとはいえ、小型の妖魔種を大量に確保しても仕方がない。


 よっぽど希少な魔物や強力な魔物でもなければ、ただでさえ冒険者ギルドが忙しくなる時期に、仕事を増やし過ぎてもだめだよな。


 俺は「うんうん」と頷きながら、死体を尻尾で巻き取った。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
隠れ家に放り込んで処理できる場所で出して処理すればいいような? 弓使うよりは余程穏便でしょう
雑魚の素材は間に合っているのだ
セラちゃんは領主夫人の信任厚い働き者(セッセセッセ!)
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