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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 時間的に珍しい賑わいを見せていた街だったが、商会が急遽セールを行ったことが理由だった。


「オレたちとか、今度また別に本格的に組織する調査隊の動向次第って感じだったけど……倉庫を空けるつもりになったんだねー」


 既に商業ギルドに加盟している大きい商会は、素材を一気に放出したりしていたが……他の商会も続いたってことだよな。


「街の人間がアレだけ街に出て来てたし、日用品だったり……食品だったりを扱っている店も続いたんだろうな」


「普通に買い物をしていたし……デカいところじゃなくて小さい店もってことだよな? 随分思い切ったと思うんだが、大丈夫なのか?」


 北街に倉庫を持っているような大きい商会だったら在庫に余裕があるだろうし、そこから出していけばいいんだろうが……いくら領都に店舗を構えられるほどの商会でも、領都に倉庫を持てるところばかりってわけじゃない。


 北門から通るルートだけしか見ていないが、結構な数の店が参加していたようだ。


「本当だよね。そもそも……流石にアレだけたくさんの店が一緒にやってるわけだし、考え無しってことはないと思うけど……急だよね」


 昼頃から街の人間にその情報が広まり始めた……ってことは、決めたのは昨日とかじゃなくて今日だよな?


 まぁ……雨が上がって一日経ったし、外に出る余裕が出来たから……って住人の動きを予想した可能性もあるが、それにしたって俺はともかく彼らが何も知らないってことはないだろう。


「騒動ってほどじゃないが、アレだけ街を騒がしくしたんだし騎士団の方にも話は届いているだろうし……そこで聞いてみるか」


 これから任務の報告に立ち寄るんだし、ついでに聞けばいいわけだ。


 俺は呑気に「そうだねー」と答えた。


 ◇


 さて、騎士団本部に到着した俺たちは真っ直ぐ会議室へ向かった。


 今日はまだ街の外に出る任務はないようで、普段よりも本部内には兵が多くいて街同様に活気があった。


 外の訓練場で体を動かしている者もいるようだが、地面がまだ完全に乾いているわけじゃないし、全員が使えるわけでもないため、こちらに残っている者たちがほとんどだ。


 ここにいる間は勤務時間なわけだし、北の拠点と違ってお偉いさんが訪れることもあるからだらけることも出来ない。


 ……正直彼らも手隙だったんだろう。


 帰還した俺たちの姿を見るなり、団長室に報告に行ったり会議室の手配をしたり、案内をしたりと率先して動いてくれた。


「……街の巡回とかには行かなかったのかな?」


 案内を終えて彼らが会議室を出て行くのを待って、俺は疑問を口にした。


「アレだけ人が溢れていると、下手に巡回に出ると却って混乱させかねないだろう?」


「そんなもんかな……? あぁ……皆武装してるしね」


 元からいたのならともかく、混雑した場所に武装した兵が後から来てウロウロしていると何事かと思うか。


「それこそ記念祭のような何かの祭りなら、住人もそういうものだと協力してくれるだろうが……今日はただ単に買い物に出ているだけだしな」


「その割には特に揉め事も起きていなかったが……商業ギルドが人を出したのか?」


 そんなことを話していると、ドアがノックされたかと思うとオーギュストが中に入って来た。


「呼びに行ってくれてはいたけど……早かったね」


「今日はここに詰めていた方がいいだろうからな。代わりにリックが執務室にいる」


 そう言って彼が何時も座る席に着くと、「外まで聞こえていたぞ」と皆を見た。


「お前たちが想像するように、街……というよりも中央通りの人の誘導や警備は商業ギルド主導だ」


 やっぱりかという空気が俺たちの間に流れた。


 先程彼らが挙げていた問題点もだが、兵を出そうにも急すぎるもんな。


「急だよね。何かあったのかな?」


「なんてことはない。今朝セラ副長が隊を率いて出発しただろう? 良く統制が執れていたぞ。アレを見て今後も上手くいくと考えたんだろうな」

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
ま、まさか、セラちゃんが頼もしく見えていただと〜〜!!(驚愕)www
楽観的な見通しでやるようだけど、セラが何人もいる前提にならないのかな?
期待が重い、セラはちっちゃいから潰れちゃうぞ~
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