新たなる脅威
織田信長の一言
義昭との長き戦いは終わった。
だが、天下泰平とは戦が終わることではない。
民を守り、この国を豊かにし、未来へつないでいくことこそ、本当の天下人の務めだ。
どのような強敵が現れようとも、余は決して逃げぬ。
新たな時代、新たな出会い、新たな試練。
すべてを受け入れ、この国を守り抜いてみせよう。
――織田信長
第五十五章 新たなる脅威
義昭との戦いが終わり、天下には束の間の平和が訪れた。
しかし、その平和は長くは続かなかった。
ある日の早朝。
京・二条御所に、一人の早馬が駆け込んできた。
「上様!」
信長は政務の手を止める。
「何事だ。」
使者は息を整えながら答えた。
「北の海より、見たこともない巨大な船団が現れました!」
秀吉が目を見開く。
「船団だと?」
家康は地図を広げる。
「南蛮船ではありませんな。」
「これほどの数は聞いたことがない。」
さらに使者は続ける。
「船には異国の旗が掲げられています。」
「彼らは各地の港へ上陸し、この国の支配者と話がしたいと言っております。」
信長は静かに立ち上がった。
「戦を望んでいるのか。」
「それとも友好か。」
誰にも答えは分からない。
その頃、日本海の沖合。
巨大な黒い旗を掲げた艦隊がゆっくりと進んでいた。
艦隊の中央にある旗艦。
その甲板には、一人の男が立っていた。
長い黒い外套をまとい、鋭い眼差しで日本を見つめている。
「ようやく、この国へたどり着いた。」
男は静かにつぶやく。
「織田信長。」
「あなたがどれほどの天下人か、この目で確かめさせてもらおう。」
部下がひざまずく。
「総督閣下、上陸の準備が整いました。」
男はゆっくりとうなずく。
「よし。」
「まずは交渉だ。」
「だが、拒まれるなら……。」
男は腰の剣に手を添えた。
「この国の歴史を、再び動かす。」
一方、京では信長が家臣たちを集め、新たな軍議を開いていた。
「乱世は終わった。」
「だが、新たな時代には新たな試練が訪れる。」
秀吉、家康、十兵衛、弥助、信栄、綾姫は力強くうなずく。
新たな敵か、それとも新たな友か。
天下統一を成し遂げた信長の前に、これまで誰も経験したことのない新たな物語が幕を開けようとしていた。
???の一言
織田信長。
乱世を終わらせた英雄よ。
その名は、遠く海の彼方にまで届いている。
だが、世界は広い。
日本だけが天下ではない。
我らは海を越え、新たな時代を切り開くため、この地へやって来た。
敵となるか。
それとも友となるか。
その答えは、まだ誰にも分からない。
だが一つだけ言える。
信長、お前の新たな戦いは、ここから始まる。
――謎の異国の総督




