四天王ラスト決戦
今宵の宴は?
第五十三章 四天王ラスト決戦
夜明け。
近江と京の境に広がる平原には、織田軍と足利軍が対峙していた。
静寂の中、信長は馬上から敵陣を見つめる。
その先には、足利義昭。
そして最後の四天王・青龍智玄が立っていた。
義昭が声を上げる。
「信長!」
「長き戦いも、今日で終わりじゃ!」
信長はゆっくりと馬を進める。
「義昭。」
「余も、そのつもりだ。」
青龍智玄は軍配を掲げた。
「全軍、進め!」
法螺貝が鳴り響き、足利軍が一斉に進軍する。
「かかれぇ!」
織田軍も応戦した。
秀吉は左翼を率い、敵を押し返す。
「織田の力を見せるぞ!」
家康は右翼を固める。
「決して隊列を乱すな!」
十兵衛は敵将へ向かって駆ける。
「この道は通さぬ!」
弥助は巨大な槍を振るい、敵兵を次々となぎ倒していく。
その頃、青龍智玄は静かに戦場を見渡していた。
「予定どおりです。」
しかし、その時だった。
「智玄!」
信長が馬を駆り、一気に距離を詰める。
智玄は冷静に笑った。
「策を見破りましたか。」
信長は刀を抜く。
「策に溺れたのは、お前の方だ。」
「余は仲間を信じた。」
「だから、この戦場に立っている。」
智玄は仮面を外した。
「見事です、信長。」
「ですが……まだ終わりません。」
その瞬間、義昭自ら太刀を抜いた。
「信長!」
「最後は、この義昭が相手をする!」
信長は静かにうなずく。
「望むところだ。」
二人はゆっくりと歩み寄る。
その背後では、秀吉、家康、十兵衛、弥助、信栄が義昭軍を押し返していた。
戦場の空気が張り詰める。
長年続いた因縁。
本能寺から始まったもう一つの歴史。
すべては、この一戦に集約される。
信長は刀を構えた。
義昭もまた、静かに構える。
夜明けの光が二人を照らす。
天下を懸けた最後の決戦が、ついに始まった。
次回も楽しみに




