番外編 シズクとフラン
すいません、投稿するのに遅れてしまいました。
『シズクー、この後何処に行くー?』
『うーん、フランが好きな所なら何処でもいいよー』
今日はシズクといつも通り楽しくお出掛けをしていました。
しかし、ある出来事が起きてしまった。
二人で町を歩きながら会話をしているとき、
大柄の男性がシズクにぶつかってきて水晶玉をわざとに落としていた。
粉々に砕けた水晶玉の見て男性は怒鳴り始めた。
『あー!俺の水晶玉が!どうしてくれるんだ!!』
私は男性に対して反論しようと思っていたけど、シズクが怖がっていた。
『ひっ・・・ご、ごめんなさい・・・』
男性はシズクの頭の上に手を置き、脅迫をしてきた。
『この水晶玉、金貨十枚もするんだけどな・・・弁償して貰おうか』
『私・・・そんなにお金持ってないです・・・』
あ、これはまずい。このままだと男性が調子に乗ってきます。
私は急いで反論しました。
『ぶつかってきてわざとに水晶玉を落とした人が何を言っているの?
汚い手でシズクに触らないでよね・・・』
睨みつけると、男性は視線を逸らしてシズクを睨みました。
『わざとに金貨十枚もする水晶玉を落とす奴が何処にいるんだ。なあ、譲ちゃん?』
『えっ・・・そ、その・・・』
これは本当にまずい。このままだと男性の思う壺になる。
男性はシズクの顔に近づき、再び頭の上に手を置いた。
『譲ちゃんが払えないなら、親に弁償させて貰うか。
それかその身体で払ってもらおうか・・・』
私は激怒しました。
『いい加減にしろっ!!!』
私は男性の顔面に思いっきり回し蹴りをしました。
『ぐふっっっ!!!』
見事に転がっていった男性は痛そうに起き上がりました。
『てめえ!!何しやがる!!』
男性は仕込ませていたダガーナイフを取り出して襲ってきました。
『女の子にダガーナイフを向けるなんて相当のクズね。返り討ちしてやる!!』
今は武器は持ってませんが、こんな素人相手なら素手でも倒せるはず。
私は返り討ちにしようと殴ろうとした時だった。
『私のクラスメイトに手を出さないでよね!!!』
レイナがもの凄い勢いで男性にとび蹴りをかましていた。
『がはっ!?』
男性は吹っ飛ばされ、気絶をしていました。
『フランちゃん!シズクちゃん!今のうちに逃げるよ!!』
私達はその場から離れて一目が多い露店がある場所に行きました。
一安心をしたところ、シズクが泣きながら私に抱きついていました。
『フランー。ぐすん、怖かったよー・・・』
『シズク、もう大丈夫だからね。安心して』
『ううっ・・・うん・・・』
私はレイナにお礼を言いました。
『助けてくれてありがとう、レイナ』
『良いよー、女騎士として当然の事をしたまでだよ』
やっと落ち着いたシズクもレイナにお礼を言いました。
『レイナ、ありがとう・・・それと、フラン・・・』
『ん?』
シズクが至近距離で笑顔でお礼を言ってきたのでドキッとしました。
『フラン、守ってくれてありがとう。凄くかっこよかった!』
か、可愛い・・・。
私は頬を赤く染まらせていたみたいなので、二人に言われました。
『あれ?フラン、顔が赤くなっているよ?』
『フラン、どうしたの?』
恥ずかしさを誤魔化すために、視線を逸らしてしまった。
『ううん、なんでもないよ』
シズクが可愛いくてドキッとしたなんて言えるわけがない。
この事が切っ掛けで私とシズクの友情が深まり、レイナとも友達になれる事が出来た。
あ、あの水晶玉をわざとに落としてきた男性は詐欺師だったので捕まりました。
どうやら指名手配中の男性でいつもあんなことをして金貨を奪っていたみたい。
え?なんでそんな事を知っているのかって?
実はあの出来事の数日後にギルドの方たちが騎士学園に来て、
私達に感謝状と少しの金貨をくれたから。
女騎士を目指す者としてこれは嬉しいよ。
けど、それよりもシズクを守れた事に嬉しかった。
『フランー!いくよー!』
『うん!今行くね』
この先も私はシズクの事を守ると決めました。




