85 エクストラバトル 力と破壊の女神 レティア編 怒った龍と眠る拳!
もっと全力が出せるはず、そう言うレティアは少し怒気を吐き出しそれを拳に乗せる。とうとうメイリャンの意識がなくなり、爆睡拳が姿を現すと、それを待っていたのよとにゅふふと不気味に笑うレティア。ドラゴニック・セイグラムと爆睡拳の激しい闘いが、今始まるー!
「もっと全力が出せるはず! リー・メイリャン! はあああああ!」
「にゃああああ!」
レティアは少しばかり怒気を吐き出し、それを拳に乗せていく。メイリャンは必死に打拳をさばくが、捌き切れずダメージを負う。
「拳の性質が変わった?! なんネこれは?!」
「拳に感情を乗せるの。あなたもできるはずよ」
『この娘……わたしがセイグラムを発動しているのにピンポイントで急所を外してくる! なんて子なの!」
そうレティアが頭の中で考えていると、メイリャンがウトウトとしだした。
「まだ……やれるアル……」
よろよろと歩き出し、倒れる。ついにメイリャンの意識がなくなったのだ。
「zzz……包」
「寝てるのに、動いてる……それが爆睡拳?」
鼻提灯を出しながらスッと構えを取るメイリャンだが、レティアはこの程度かと鼻で笑おうとした。その瞬間だったー
「真横?! いつの間に?!」
ババっと即座に対応するレティアだったが、不思議な感覚だった。寝ている為殺気が感じられない。構えを取るのを見ていたはずなのに。
「そうよ、それを待ってたの……」
ごくりとし、にゅふふと不気味に笑う。
「この熱さ……並大抵の修行じゃ得られない。爆睡拳……そうか! あなたは寝てる間、夢の中でさえも功夫を積んでいたのね……」
「でも、おそらくそれだけじゃない!」
「zzz……」
激しく拳をぶつけ合いながら、レティアは思考を巡らせる。両者、手を握り合い頭突きをぶちかます。
『おそらく前世はかなりの実力者だった……絶対そうよ……そうに違いない!』
「zあう!」
ケリを出し合いお互いの衣服が消し飛ぶ!
「あなたを見てると思い出す……旅で見て来た強き者たちを……」
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