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84 エクストラバトル 力と破壊の女神 レティア編 龍の咆哮


「しばらくそこで見ておきなさい。鋼鉄」


「くっ! やはりブーストを使いすぎた! 冷却モードに入った時に腕のコンソールに時間が表示されなかった……これはしばらくかかりそうだ……」


 膝を付き焦る鋼鉄に対して、すまし顔でメイリャンのもとにじわりと近づくレティア。冷却時間が表示されないほどオーバーヒートしているスーツ。しかし、鋼鉄は何か策があった。


「レイン! スーツを手動操作して冷却機能をブーストさせる! 手伝ってくれ!」


「かしこまりました。マスター」


 冷却機能を加速させる為に体からプラグを出しスーツに取り付けるレインはちょこんと両膝を付き座っている。


「似てるアル……わたしたち……」


「……え?」


 下を向きながらボソッとそれを言うと、グググと拳を握りしめながらレティアの方を向くメイリャン。急に想定外のことを言われたレティアはとても驚いている。


「武器を持たず! 拳いっぽんで解決しようとするところネっ!」


 両者、深く腰を落とし体勢を立て直す。次の瞬間、眼にとらえきれない攻防が始まる。


「やはりあなたで良かったっ! とてつもない功夫っていうから期待してたけど、期待以上だったわっ! さすがは月のチカラの継承者!」


「にゃああああ!」


 拳と拳が、脚と脚がぶつかりあう。ドゴン!バゴン!と破裂音が鳴り、空気が揺れる。ズザザザとレティアが防御の姿勢を取りながら衝撃で後ろに吹き飛ばされる。


「やっぱあれを使わないとダメ……かな……」


 防御を解き、足をトントンと床に着く。イチニイサンとストレッチをし、両手に力を込める。彼女の気が高まっていく、蒼と翠のオーラが体の周りを包み込んでゆくー!


「ドラゴニック・セイグラム!」


「にゃあっ?! なんねこの気はっっ!! す、すごいアル!!!」


「だいに……らーうんどっ……ぶいっ」


 どこに向けてか右手でピースサインをする飄飄としたレティアに対して、ごくりと息を飲むメイリャン。ついにドラゴニック・セイグラムを発動したレティアに、チカラを認めさせることができるのか?次回に続くー




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活動報告に全体のストーリーラインを上げてますので、良ければ見ていってね~! 小説家になろう 勝手にランキング
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