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83 エクストラバトル 力と破壊の女神 レティア編 その細い腕で全てが


 試練が初まった。鋼鉄が以前ドラゴニック・セイグラムを授かりに行った時よりも、パワーもスピードも上がっていることに驚く。ダブルブーストで追いつけない鋼鉄はドラゴニック・セイグラムを使おうとするが…?「以前戦った時よりパワーもスピードも上がっている?!……成長しているというのか!」「神だって鍛えてるのよ……そりゃあ……強く……なるっ」「マスター、ダブルブーストの使用を推奨します」「もう使っている! こちらの打拳も、あの細い腕で全てが無効化される!」


 遂に試練が始まる。レティアの纏う覇気は、鋼鉄が以前戦った時よりもすさまじいものだった。両手を振りながらとことこと普通に歩いてくるレティアに対してじわりじわりと後ずさっていく鋼鉄たち。


「あら? 来ないの? じゃあこちらから……行くわよっ!!」


 レティアの打ち込みが鋼鉄にヒットする!鋼鉄はすんでのところでガードし、その攻撃は防御している腕からシュウウと煙が出るほどだ。かろうじて攻撃が見えた鋼鉄は頭の中で以前戦った時のことを思い出し、考えていたー


『前は幻のトリプルブーストでどうにかなったが、今回ばかりはそうはいかないっ!!』


 バチッ!と音を立てて攻撃と防御が相反する。ニンマリと笑うレティア。


「以前戦った時よりパワーもスピードも上がっている?! ……成長しているというのか!」


「神だって鍛えてるのよ……そりゃあ……強くも……なるっ」


 ものすごい一撃が鋼鉄たちの地面に叩きつけられた!バキバキと床が割れる様子が、その激しさを物語っている。


「マスター、ダブルブーストの使用を推奨します」


「もう使っている! こちらの打拳も、あの細い腕で全てが無効化される!」


「にゃあー!」


 メイリャンが叫びとともにレティアに直拳を突っ込んできた。レティアは何食わぬ顔でその一撃をパシッと片手で受け止める。


「メイリャン?!」


「わたしもいるネ! 神サマだからって無敵ではないはずヨ!」


 そう、神とて無敵ではない。弱点があるはず。しかし、それをまったく感じさせないレティアは、不気味にフフフと笑う。


『わたしの直拳を片手で涼しい顔で……さすが神さまアル……これは一筋縄でいかないネ』


 レティアの攻撃が激しくなり、メイリャンを襲う。目にも止まらぬ攻防が続くなか、メイリャンはレティアの脇あたりにポウと光る箇所があるのを見つける。それは、レティアが僅かに晒した隙であったー


「ここネ! 爆門烈火!」


 メイリャンの渾身の一撃!だが、レティアは涼しい顔をしている!


「ふふ、いい感じ。メイリャン。あなた、わずかな隙を光で捉えてるでしょ」


「鋼鉄、メイリャンはあなたより少し上のランクにいるわよ」


「ですね、わたしはまだそのレベルには達していない!」


 鋼鉄とメイリャン。二人の攻撃を捌きながら喋るレティアは、どこかうれしそうだった。


「ドラゴニック・ヘヴン!」


 天にも昇るような怒涛の連撃!レティアの攻撃が二人同時に襲い掛かる!


「こ、これはっ! 捌ききれない!」


「なんネこの攻撃は~!!」


 二人ともなんとかレティアの攻撃を受けながら移動していく。


「レイン! わたしに斥力反射フィールドを! ドラゴニック・セイグラムを使う!」


「かしこまりました。マスター」


「ずるいアル! わたしもそれ欲しいネ!」


「すまないメイリャン! 斥力反射フィールド。これを使用できるのはアクティベートしているわたし一人だけなんだ!」


 鋼鉄の周りに赤いオーラが沸き上がり、額と手の甲に赤き龍の紋章が浮かび上がる!


「ドラゴニック・セイグラム! はああああああ!!」


 赤いオーラを纏った鋼鉄は、レティアに猛攻をかける。ダブルブーストとドラゴニック・セイグラムの混合技。さすがにこれにはレティアも押されていく。鋼鉄の激しい一撃がレティアの胸に入った!だが、レティアは不気味な笑みを浮かべる。


「フフフ。使ったわね、鋼鉄。セイグラムを!」


「?!」


「ブーストを使った状態でセイグラムを使えばすぐにスーツがすぐにオーバーヒートする……でしょ?」


「やはり……お気づきでしたか」


 ディフュージョンスーツ、限界突破。冷却モードに入りマス。スーツからシステム音が聞こえてくる。膝を付き、顔の仮面が上に上がり困惑の表情が読み取れる。


「あたりまえね。ドラゴニック・セイグラムはわたしが授けたチカラよ。ブースト……しかもダブルなら燃費はすさまじいわ」




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活動報告に全体のストーリーラインを上げてますので、良ければ見ていってね~! 小説家になろう 勝手にランキング
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