115 青春の魔法学院編6 ばかでかい魔力
魔を極めるということ、それはこの学院ならだれもがうらやむ最高峰の誉れ。それがいま目の前にいる。こいつは俺が目指した最高の魔法使い、そのものだった。防御魔法もいらない。補助魔法もいらない。ただ攻撃魔法を鍛え続けた。力、その極致ー
「な、なんだこのバカでかい魔力は?!」
魔力を解放したメイティア。図書館全てを覆うあまりの魔力の大きさに驚くシンディは、狼狽して固まっている。
「攻撃魔法、ジオラス!」
「チィッ! 地属性の魔法か!!」
地面から岩が隆起し槍となりシンディを襲う!1本2本と避けるが、3本目にとうとう当たってしまう。
「っがぁ!」
「あなた、防御と補助の魔法は? 使わないの?」
「ぜぇっ!ぜぇ……! 使わないね! 俺は攻撃魔法しか覚えてないんだ……!」
腕を押さえながら肩で息をする。ダメージを負ったフラフラするからだをなんとかして立て直す。
「あらそう、攻撃魔法科だっていうから、魔法戦を予想してたんだけど、全然撃たないのね、魔法」
「それとも、なにか狙ってるわね? 逆転の目を!」
戦いは夜遅くまで続き、ついに日付けがかわろうとしていた、その時だったー
ボーン、ボーンと鐘の音が辺りに鳴り響く。
「ああ……これをまっていたんだ!」
「シンデレラ・リバース!」
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