108 溢れる暴虐 シンディ・バーンズ編9 足技の応酬
「脇目も降らぬ足技の応酬……! やはり剣だけでは……!」
「はっはぁ! うらぁ!」
「くっ……! テコンドーだけではなくカポエイラまで……! 足技を網羅しているというのか!!」
技の合間にカポエイラの構えを取り入れることによって、鋼鉄のリズムを崩していく。左足で鋼鉄の右つま先を踏み、自身の右足で渾身の一撃を見舞う!
「カカッ! もらったぁ!」
だが、いつの間にか鋼鉄の周りには、薄いバリアのようなものが張り巡らされており、シンディの攻撃は弾かれてしまう。
「んな?! バリアだとぉ?」
「斥力バリア!? レインか?!」
「ご無事ですか、マスター」
「いーのかよ? 神さま!ルール違反じゃねえのか?!」
遠くで見守っているウィディア神に大きく声を張る。
「ほっほっほ、レインちゃんもれっきとしたイグニション・スターのパイロットじゃ。ルールは破っておらん」
「チッ! しかたねぇ!! 二人まとめて相手してやんよ!!」
トン、トントンと右足でハイフリード・ギアのつま先を地面に当て、はぁ~コキコキと首を鳴らせると、凄まじい速さでレインの方へ向かう!
「要はこのロボットから片しちまえばいいんだ!先に眠ってろやぁ!」
ボボゥと朱い光を纏う左足が、レインに襲いかかる!
「レーヴァテイン零式!」
「いかん! レイン?!」
斥力バリアを鋼鉄に回していたレインは、シンディの攻撃をもろに受けてしまうー!
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