106 溢れる暴虐 シンディ・バーンズ編7 相対機甲戦(そうたいきこうせん)
「かしこまりました。マスター。AIプロティン? 聞こえますか? これから、相対機甲戦に移行シマス、各機関の準備を。」
機体の中でマスコットでもあるAIプロティンが、元気よく返事する。
「わかったプロよ! 使用システム、相対機甲戦モード、オートパイロット採用! あと少しで到着プロ!」
「黒鉄機甲イグニション・スター、ゼウシランディア到着まであと5……4……3……2……1……到着」
「着地体勢を取りながらわたしの座標までワープだ!! レイン!」
「了解。着地体勢取りつつ、短縮ワープ」
宇宙空間から船内の固有空間に短縮ワープする。鋼鉄の後ろにズシン!と重々しく着地する。即座に構え、相対機甲戦の態勢を取る。
「い~い雰囲気出すじゃねぇか! 第3ラウンドだ……派手にいくぜぇ!」
「恒星機甲! ダイナミック・サン!」
「黒鉄機甲! イグニション・スター!」
「うおおおお!」
「はあああ!」
お互いに機甲の名前を呼びながら、戦いが始まる。それが相対機甲戦のやり方だ。
「やはり、星の機体か! オートパイロットでどこまで戦えるか?!」
「マスター、プロティンを信じてあげてください」
「わかっている! プロティン! エネルギー効率だけ気をつけるんだ! お前はタイフーンイレイザーに回しすぎるきらいがある!」
「わかったプロよ! マスター!」
「よそ見してんじゃあねぇぞ! ブレイカー! らぁっ!」
「むぅ!」
「レインよ、行ってあげるのじゃ」
「ですが、それでは……」
「……ワシはよい、おぬしらは二人で鋼鉄のレイン。じゃろ?」
「かしこまりました。マスターウィディア」
レインが鋼鉄の元へ駆け寄っていく。そして、さらに戦闘は激化するー!
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