屋根裏部屋
私は夜寝る前神様が時々階段を上がり屋根裏部屋に行くことが気になり、一度屋根裏部屋に行ってみたかった。
一度、階段を登ろうとしてが、その時は父に見つかり、屋根裏部屋は危険だから近寄らないよう注意された。
私はラルフに頼みどうしても屋根裏部屋に行ってみたいとお願いした。
ラルフは少し困ったような顔をしたが、私の手をとり2階の屋根裏部屋に連れて行ってくれた。
屋根裏部屋は埃だらけでそこだけ時間が止まっているように見えた。
ほこりをかぶった使わない家具がたくさん置いてあった。
どれも丁寧に豪華に作れれた家具だったので、お爺様の時代の子爵家は栄えていたに違いない。
何か下に持って行って使えるものがあれば、下におろしたい。
ラルフは屋根裏部屋の小さな窓を開けてくれた。
窓からは屋根や煙突がすぐそばに見える。
「お嬢様、そんなに窓から身をのりだしたら危ないと」腰をささえてくれたが、私は屋根裏部屋から見た景色が面白くしばらく窓の外を見ていた。
その後、なにか金目のものはないかと机や戸棚の中を探すと、金貨が何枚か出てきた。
これはお爺様が残してくれたお金、私はラルフと手を取り合い喜んだ。
さっそくお父様に頼んで、馬を買い戻そう。 これで馬車も買えるかな?
私はラルフの静止も聞かず、慌てて階段を駆け下りて、足をくじいてしまった。
その日はラルフにおんぶされ、自分の部屋に戻されたが、父親が私の部屋に入ってきて、私は金貨4枚を父に渡した。
父は金貨3枚で馬を買い戻そうと言ってくれた。
私もしばらくは街に出られない。
ラルフも馬を買い戻せば嬉しいだろう。
私はラルフに伯爵領の兵士たちに気をつけてできれば街にはよらず素早く通り抜けるように言った。
その日の夜、私の作った水色の服をまとった守り神様が枕元に現われたので、感謝とラルフの安全をお願いして眠りについた。
次の日の朝、私の昨日の昼に焼いたブドウパンと私が母に手伝ってもらい早朝に焼いたパンを持ってラルフは我が家を後にした。




