王宮からの呼び出し
朝から屋敷中がバタバタしていた。 父に王都に王城に呼び出しの通達が、使いの者を通しあった。
父は身なりを整え、「丁度我が領の窮地を報告に行き、援助をお願いに行くつもりだったので、丁度よかったと」言いながら微笑んだ。
今回の納税の期間ものばしてもらわないと、我が屋敷にはほとんど蓄えがない、
王都にタウンハウスもないので、行きと帰りは馬車の中になるので、帰りは5日後になる。
我が家の要のお父様が屋敷にいないと、母と弟と執事だけではたよりないが、王宮からの呼び出しなら仕方ない。
何でもっと体が丈夫に生まれなかったのか、私は自分の体が恨めしかった。
皆に見えないはずの老人が今日も私にははっきりみえた。
私はその死神のようなボロボロの男に祈った。 どうぞこの家を守って、ください、私の体を健康にしてください、
必死に彼に祈ると姿をフッと消してしまった。 やはり彼は我が家の守り神?か幽霊かもしれないけど、なんでもいい、なんでもいいわ。 姿を現したら、祈り倒してみせましょう。
私は母と弟のところへ行き、心配そうにしている2人を骸骨のような腕で抱きしめた。
大丈夫、この家には私にだけ見える神様がついているから、私は2人をそう言って励ました。




