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第6話「田園風景」

こんにちは。アームストロングです。


 最近、いつもの2人とヨークシャーテリアの犬を連れて霊界の田園風景が広がる場所を散歩してきました。


ショパン「蛙が鳴いているね。私が生まれた家のポーランドのジェラゾラ・ヴォラもこんな感じだったな。懐かしくて死にそうだよ」


ラフマニノフ「それよりショパン!この犬のリードを持ってくれ!! 疲れたんだけど」


ショパン「雰囲気、ぶち壊しだね。君らしいや。生前は体力がなくて散歩なんて全然できなくてサンドにロバを買ってもらったんだ。それに乗って外に出ていたことがあったな」


ラフマニノフ「ショパン!そこに自販機あるからコーヒーでも飲まないか!」


ショパン「昔を思い出しているときに限って、話しかけることが多いね!まあいいか。飲もう!」


アームストロング「霊界のコーヒーなんて今まで飲んだことないですね」


ラフマニノフ「そうか?俺はもう100種類は飲んでいるぞ?毎回、違う味のコーヒーを飲んている。ここには350種類のコーヒーがあるから、ひとつずつ飲んでいこうか!すべて飲もうか!」


ショパン「ついていけないよ。コーヒーそんなにたくさん飲みたくないよ!隣の自販機のコーンスープやオニオンスープのほうがいいよ」


ラフマニノフ「ショパン!お前は冗談が通用しないな!一日10種類ずつ飲んでいけば1か月くらいですべての種類を飲み終わる。ノートに感想を書いていき、違いを極めるんだよ!」


ショパン「コーヒーに興味ないんだけど。僕があるのはピアノだけで。他はいらないよ」


アームストロング「あなたはもう何百年もピアノに情熱を持っているけれど、それさすがに300年くらい経つと、ピアノはもういいかなって思ったりしません??」


ショパン「それが不思議と思わないんだよね。ラフマニノフに会ってから、オーケストレーションがうまくなりたいと思ってピアノから一旦離れたけれど、結局、オーケストレーションを学ぶほどピアノが恋しくなってくるんだよ。そして、元の状態に戻ってしまうんだ」


ラフマニノフ「俺にオーケストレーションで勝てないと分かって、ビビってしまったのかな?」


ショパン「全然。僕はピアノを『これ以上ないほど大好き』だからね。。更に極めたいって思いは何百年も続いていてこれからも続くだろう。ピアノと結婚したんだ。僕は。。」


ラフマニノフ「私もショパンに熱心にオーケストレーションを教えたんだが、全く上達しないんだよ。もっと頑張ってほしいな」


ショパン「君の教え方が未熟だからじゃないの?」


アームストロング「ラフマニノフの教え方は天下一品らしいですよ。なんでも『霊界最高の音楽教授』と言われていますからね。ラフマニノフが教えて無理なら、、誰が教えても無理ということになりますね」


ショパン「じゃあ、私に才能がないだけか?」


ラフマニノフ「その通り!」


ショパン「はっきり言うなよ!傷つくじゃないか!」


アームストロング「もし、、ショパンがピアノ曲への情熱を交響曲などのオーケストレーションに向けたら、、どんな傑作が生まれるか、、興味ありますね」


ラフマニノフ「ショパンがピアノから離れるのは、、あり得ないな。。もし、、離れたら、、エキスパートピアノや俺が困る!!」


ショパン「ピアノ音楽のために、、やることはまだ山のようにあるから。。そんな心配は無用だよ」




 ヨークシャーテリアにラフマニノフがコーヒーを飲ませようとしてショパンに止められていました。ショパン日く、この犬に味を覚えさせると、めんどくさいから、らしいです。


 ヨークシャテリアはショパンに対して嫌な顔をしてましたが。。


ショパン「この犬にコーヒーを飲ませるのはダメだよ。コーヒーにハマって、ラフマニノフの所に頻繁に来るようになって、あちらこちらにアレをしちゃう。僕、排せつ物が苦手なんだよ!」


ラフマニノフ「お前だって生前、数え切れないくらいしたことがあるだろう。許してやりなさい。それくらい」


ショパン「ラフマだってあるだろう。あとこの犬、アゲハが来た時にうるさくて。ものすごい勢いで飛び跳ねて、吠えて、部屋中がめちゃくちゃになるんだよ」


ラフマニノフ「アゲハさんに夢中なんだよ 可愛いじゃないか。君だって恋したことくらいあるだろう?」


ショパン「僕はこんなに興奮したりしない。冷静沈着で取り乱したりしないし」


アームストロング「まあまあ。リードは僕が持ちますし、ちゃんとこの犬にトイレを覚えさせますよ!」


 ラフマニノフはこの犬を溺愛しているのです。このヨークシャーテリアはラフマニノフにしかしゃべりません。彼だけを主人と認めているようです。



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