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第59話「角田アキコ部屋」

ショパンとラフマニノフは、


「ピアノ運送・設置・生演奏〜ショパンとラフマニノフがいたします」の仕事もしていた。


 その名の通り、天下の大音楽家の2人が、ピアノを購入してくれた客へ、ピアノを運び、設置までして、生演奏までしてくれるという夢のようなサービスなのだ。


 ショパンとラフマニノフはピアノの開発にも力を入れてきた。


 新しいピアノの開発。


そして、「ショパン&ラフマニノフ」という名のピアノが出来上がった。


 それを買ってくれた人には、2人が前述したサービスをするというものだ。


 今日も予約があり、2人は音楽学校エキスパートピアノの仕事が終わってから、この「ピアノ運送・設置・演奏」の仕事をしていた。


ショパン「今日のお客様は子供だそうだよ。僕らが来たら、泣いて喜ぶんじゃないかな」


ラフマニノフ「俺らに会った時のお客様の反応が毎回、楽しみだよな。前回のお客様は、俺に抱きついてきたからな。俺は本当にモテるよな。女や男からも!!!!!!!!!!」



 今回のお客様の住所に着いた。


 そこは、質素な平屋の家だった。


ショパン「こんにちはー。ショパン&ラフマニノフのものですが。ピアノを届けに参りました!!」


 返事がない。


ラフマニノフ「入りますよ!失礼します!!!」


 すると、いきなり逆立ちしながら、ピンクの服とジーパンを着た眼鏡女が迫ってきた!


「よっ!!!ラフマニノフ!ショパン!久しぶりだな!!!」


ショパン「角田アキコ?お前だったのか?ピアノを買ったのは!!!」


角田アキコ「あたいもピアノの魅力にすっかりと取りつかれたのさ!さあ、早く中に運んでくれや」


ラフマニノフ「相変わらず、不気味な女だな。逆立ちした男勝りの眼鏡女よ!」


角田アキコはある部屋のドアを開けた。


角田アキコ「おーい、お待ちかねのショパンとラフマニノフのお出ましだぞ。みんな直ちに集合!!」


 角田アキコの一声で、20人くらいの子供たちが集まってきた。


ショパン「こんなに子供たちを集めて、何がしたいんだ??」


角田アキコ「人のために!何かしてやりたいと思ったんだよ!!!ショパンとラフマニノフに会いたいという奴らを見つけて、その願いを叶えてやることにしたんだよ!!!あたいは地上世界で2代目世界の王もしているからな。民のために。霊界も例外じゃないんだよ!幽体離脱を覚えてからは、霊界も行き来できるようになったけど、貧しい民のために生きたいんだ!!」


ラフマニノフ「お前、良いとこあるじゃないか!!!ショパン。とりあえず、ピアノを運ぶぞ!!!」


 ピアノを角田アキコの指示した場所に設置した。


 日光が窓から差しこみ、ピアノに当たるように。


角田アキコ「600万生命ポイントだったな。ローンで悪いな。一括で払いたかったが、そんな金は無い!」



ショパン「角田アキコさん。クレジットカードを貸してください!」


角田アキコ「毎月、8万生命ポイントまでなら払える。それで何とかしてくれ!!!あたいは、最も弱い者のために生きたいんだ!こいつらは、ピアノが買えない貧しい民たちなんだ!だから、あたいがピアノを買ってあげたかったんだ!!」


 ショパンとラフマニノフは何やら二人で話し合いをした。


ラフマニノフ「金はいらない。今回だけは特別だ!!」


角田アキコ「なぜ?さすがに無料でもらうわけにはいかねえよ!払うよ!払わせてくれ!」


ショパン「角田アキコさんのカードに1000万生命ポイントを入れました。これは、私たちからのあなたへの報酬です!受け取ってください!」


角田アキコ「どういうことだ?あ?なんでそうなる?」


ラフマニノフ「お前の人のために行動するという志に感動したからだ。俺たちが一番大事にしたいことは、まさにお前がやっていることなんだ!ありがとう。アキコ。お前はいい奴だな!!!」


ショパン「あなたの気持ちに心動かされました。民のために!!!とは、、いい言葉ですね」


角田アキコ「お前ら、泣かせてくれるじゃねえか!!!!ちっくしょう!!! うわああああああああ!!」


 角田アキコは気持ち悪い泣き方をして喜んだ。。


 子供たちがショパンとラフマニノフをさっきからずっと興味深く観察していた。


角田アキコ「みんな。ショパンとラフマニノフだぞ!抱き着いてやれ!みんな!!!あの偉大な2人が来てくれたんだぞ!」


子供たち「本物〜?」


ラフマニノフ「ああ、本物だ!!!」


ショパン「本物さ!!!」


子供たち「わああああああ!!」

 



 ある猫のような尻尾を生やした一人の金髪のロングヘアーの少女がピアノに座った。


ショパン「君は猫の化身か何かかい??」


「私は角田エリス。。ネコカフェで誕生したの!! あるシンガーソングライターによってね」


ショパン「何か弾いてみたまえ」



 角田エリスは髪の毛をゴムで縛り、ピアノを弾き始めた。   


ショパン「なんだ!! これは!! ラフマ!! 来て!! 凄い子がいるよ!!」





「角田アキコピアノ部屋」


 と名付けられた場所で、いつの日か思いもがけない天才が登場することになる。


 ショパンとラフマニノフが待ちに待った本物の天才が。


 ショパンもラフマニノフも角田アキコもそれはまだ知る由もなかった!!!


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