第52話「成績表彰式」
ショパンとラフマニノフの音楽学校「エキスパートピアノ」で全校集会が行われた。
毎年3月に、最優秀生徒など成績順、評価順にTOP100位まで表彰されるのである。エキスパートピアノの生徒たちはこの表彰台にできる限り高い順位で上がりたい一心で、音楽を学ぶのである。
円形のスタジアムの真ん中のステージにショパンとラフマニノフのダブル校長が立っていた。
ショパン「えーーー、皆様、全校集会へようこそ。これから成績優秀者TOP100位までの表彰を行います」
ラフマニノフ「100位から順に発表いたします。100位エリザベス・ターナー⋯⋯99位⋯」
順番に呼ばれている。
ラフマニノフ「ここからTOP10に入ります。10位までに入った方は、私とショパンによる直々のレッスンを受けられることになります!!!また、発表後、1分ほどの簡単な喜びのスピーチをしてもらいます!」
ショパン「第7位 川口芳樹!」
川口芳樹「ういーーす!!!」
芳樹は朗らかに元気で明るい返事をした!
ショパン「ういーーす!はないだろ?しっかりとハイ!と返事したまえ!芳樹くん!おめでとう!君の斬新な演奏方法は僕も驚いたよ。作曲のほうも、私には全く及ばないが、光るものがある。哀しみや悲哀にくれた曲ばかり書いていて、何か悩みでもあるのかい?」
川口芳樹「ショパンのバラード4番を超える悲壮感を訴えるピアノ曲を生み出したいのです。今のオレの軸は、とにかくバラード4番だ。ピアノの演奏方法も、ダイナミックな演奏をして、ショパン、あなたが出せないような音色を意識して、毎日練習しています。オレは、、ショパンに初めて会った時に凡人ピアニストにしかなれないとバカにされたんだ。だから、、ショパンを見返すためにここまで上り詰めました」
ラフマニノフ「俺が教えているだけあるな!ショパンと対極なピアニスト兼作曲家を目指しているんだよな。まあ、これからショパンを超えてほしいな!!!」
川口芳樹「皆さんが尊敬してやまないピアノの詩人フレデリックショパン校長を『凡人さ』と断言できるくらい圧倒的天才になれるようにがんばっていきたいと思う」
ショパン「相変わらず、君は野心に溢れてるね。ビックリしてるよ!!! ここまで来るとは思わなかった。。」
ラフマニノフ「芳樹はショパンに凡人と言われ、、死ぬほど悔しがっていたからな!!」
ショパン「第4位 長谷川彰一」
長谷川彰一「はい!!!」
ショパン「おめでとう。彰一くん!僕は君にとても思い入れがあるからうれしいよ!!!ピアノ曲の作曲では、君が全生徒中でトップだ!1位だ!しかし、ピアノ演奏が残念だ!!!川口芳樹はピアノ演奏では全生徒の中で1位だからな。彰一と芳樹、やはり良いライバルになったな。これからはもっと熱く指導していくからな!!!」
長谷川彰一「ライバルと思っていた芳樹より順位が上で、トップ10位にも入れて、今年の目標は達成できました。しかし、ショパン校長とラフマニノフ校長を超える音楽家になることが最終目標なので、自分はまだ未熟です。未熟にも程があると思っています。謙虚で素直になり、二人の校長だけでなく、他の生徒とも交流を持ち、凄いところを認め、良いところをどんどん吸収していきたいと思います!それが、一番成長できる方法だからです!!!」
ラフマニノフ「芳樹の攻撃的で積極的な性格とはまた違っていて、面白いな!がんばりたまえ!全力で背中を押すからな!」
ショパン「第1位 マルパス・カーデン」
マルパス・カーデン「やった!!!!!ウイッシャー!!!!」
ショパン「おめでとう!!!君がこの偉大なる音楽学校の首席だ!最優秀成績優秀者だ!!!いやーーー!霊界でサッカ一選手として頂点を極め、私の舟歌を聞いて、音楽に興味を持ったんだよな!!!初めて会ったときは、古城の永久会員権を持っていて、ビックリしたのを思い出す。懐かしな!あのフルブルスはものすごいエリート有名人しか行けないのに、その永久会員権を少年の君が持っていたんだからな!」
マルパス・カーデン「得意なのはサッカーだけじゃなかったみたいです!本当にあまりに私は自分が優秀なんだって自負しています」
ラフマニノフ「カーデン君!じゃあ、この世界で一番大事なものはなんだ?成功するためには何が必要だと思う?一言で表すとしたら!」
マルパス・カーデン「運ですね!ラッキー!ついてる!天の定め!です!」
ショパン「なぜ、そう思うんだい?」
マルパス・カーデン「結局のところ、自分の力だけでどれだけ行動しても、実現できることは少ないと思います。この世界の本質は9割以上は運です。自分の才能すら、自分で手に入れたものと思いがちですが、実は、自分で手に入れたものでなくて、神からもらったプレゼント、ギフト、贈り物といった表現が正しいかもしれません!努力すればなんでもできるとか、そういう綺麗事は嫌いです!だから、自分のこの才能を生かし、他の人間に与えることが、神からもらった才能、力というギフトへの恩返しであり、それが才能あるものの義務、務めだと思っています!」
ラフマニノフ「さすが首席だ!!」
ショパン「マルパス・カーデン。おめでとう。次は2年連続首席を目標にしてください!そして、基礎を徹底的に学び、守・離・破を自分のマイロードにしていってください!」
マルパス・カーデン「はい!いずれ、あなたたちを追い越し、自分の音楽学校を設立したいです!」
こうして、全校集会の表彰は終わった。
来賓として、「オガサイ音楽学校コンテストランキング1位」だった「フルビットミュージック」のベートーベンとモーツァルトがあいさつした。
「わああああああああああああ!!!」
ショパンとラフマニノフ以上の2人の天才音楽家を見て、生徒たちは大はしゃぎして、大歓声が会場中をこだました。
ベートーベン「いやあ、ショパンとラフマニノフはものすごい音楽学校を作りましたね!!!世界一豪華な外壁を持つ音楽学校をつくりあげて、このエキスパートピアノ音楽学校へのピアノへの情熱とこだわりには驚きました!!!皆さんは、ピアノ世界を盛り上げる大事な金の卵です。私やモーツァルトにはできないことをしてくれています。感謝しています!!!」
モーツァルト「オーケストレーションの音楽学校を専門にしている私たちのフルビットミュージックもいずれ、このエキスパートピアノが超えて、いずれ、この霊界で最上の音楽学校になれることを願っています。私は1位を何度も取っているので、早く、超えてください!あなた方は私たちのライバルです!!!切磋琢磨して、競い合う面白さを、味わい続けましょう。私たちは永遠に音楽の子です。音楽の魅力はまだまだ進化します。これからの音楽を進化させる革命児になっていってください!!!」
ショパン「ありがとう!!!ベートーベン!モーツァルト!いずれ、超えていくから!」
ラフマニノフ「はあ、みんな熱すぎて、少し疲れるな!!!気楽にいこう!天才にならないと!1位にならないとって気を張りすぎて、辛くなったときは、『凡人でいいじゃない!』と自分を許してあげよう。音楽は音を楽しむ。楽しむことがすべてだ。苦しくなったら、意味がない。苦しくなったら、いったん、休んだりしてくれ。苦しいということは、方法が間違っているということだ。みんなそれぞれ適切な正しいやり方がある。人それぞれ、音楽の勉強のやり方は違う!!!正しいというのは、楽しめているかどうかで判断していくように!!!」
ショパン「皆さん!返事は??」
全生徒「はい!!!」




