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第47話「シナメルドに媚びるショパン」

ショパン「お願いします。どうしてもそうしてほしいのです」


シナメルド「つまり、すべての霊界の人にピアノ練習と作曲のレッスンを1時間やったものにはそのたびに、2万生命ポイントを付与するという法律を施行してほしいということか?」


ショパン「土下座でも何でもします。早く、私やラフマニノフを超える音楽家を見つけたい。その才能あるものを見つけるのは、エキスパートピアノ音楽学校だけでは不十分です。何かしらアクションを起こさないとなりません。もう、設立して数年が過ぎましたが、まだ現れません」


シナメルド「まだ、数年しか経ってないのに、なんでも早く望みすぎだ。そんな簡単にショパンを超えるピアノ音楽の天才作曲家が出るわけないだろう。ショパンやラフマニノフみたいな才能は、、非常に稀なんだぞ?? 少し感覚が麻痺してないか??」 


ショパン「しかし、才能あるものがピアノに縁してないだけかもしれません。だから、縁しやすいように1時間2万生命ポイントをエサにして、天才を見つけ出したいのです!」


シナメルド「そのようなことは難しいな。その生命ポイントはどこで調達するんだ? それに生命ポイント目当てってだけで、、ピアノを始めたり、、練習する者が現れると思う」


ショパン「それでも構いません。生命ポイント目当てがきっかけで、、ピアノを始めたとしても、、徐々に本当にピアノが好きになってくるかもしれません。。きっかけはなんでも構わないのです。」


シナメルド「できないことはないが、それをして私に何のメリットがあるんだ?それしだいだ。私に何を差し出せるんだ?これは取り引きだからな」


ショパン「私がその生命ポイントを用意したいのですが、まだ不可能です。これから政治の仕事をしてほしいなら、私の願いを聞いてください。その政治の仕事をしますから!協力をしますから!その報酬の代わりに、1時間ピアノ練習、作曲の練習をしたら2万生命ポイントを付与できるようにお計らいしてくれませんか?」


シナメルド「政治の仕事、なんでも協力してくれると誓うならば、やってやろう。しかし、なんでもということは、汚いこともしてもらうことになるかもしれん。理由を聞かず、やってくれ!」


 ラフマニノフがいきなり現れた。


ラフマニノフ「なんの話だ?ショパン。何してる?霊界最高責任者のシナメルド様に会って」


 ラフマニノフはショパンから今までの話の経緯をすべて聞いた。


ラフマニノフ「冗談じゃない。ショパン。何言ってるんだ!余計なことをするな!シナメルド様!今の話は全て無かったことにしてくれ!シナメルド様に頼む必要はない!そんなことしなくていい。私たちだけの力でやろう!シナメルド様に借りを作るな!法律なんかつくらなくていい。また、自分たちだけで宣伝やCMをつくって、広めよう。生命ポイントは私が用意する。できるだけ用意するから。資金が尽きるまでやってもいい。ショパン。シナメルド様を利用しようとするな!私たちのプライドがあるだろう。お偉い様の顔を気にしながら、夢を実現するなんて俺は嫌だぞ!政治の仕事で汚いこともしてもらうって言って、ショパンを利用しようとしているシナメルド様、いや、シナメルドには幻滅した!」


シナメルド「なんだ!私が気に入らないのか?」


ラフマニノフ「ええ!その通りです!ショパンに汚いことをさせようとするのは、心外です!やめていただきたい!」


シナメルド「私が一つ、書類にサインすれば、お前たちは音楽学校を経営できなくなるんだぞ?それでもいいのか?私に逆らうというのか?」


ラフマニノフ「そんな脅しは通用しない!私たちの音楽学校を潰したいなら潰せ!あなたが最低な人間に堕ちるだけだ!私たちは汚いことをしたくないだけなんだ!汚いことをするくらいなら夢をあきらめる!汚いことをして夢を叶えても嬉しくないんです」


シナメルド「ハハハ!! やはり、そう来たか!! 気に入った。そうだ。それでこそラフマニノフだ。正義の男だ!私はショパンを試したんだ!汚いことをやらせるわけないだろう。私が一番嫌いなことだからな。ショパンがもし、汚いことでもやるって言ったのなら、説教するところだった。まあ、その真意を確かめる前に、ラフマニノフが登場したわけだが!! 汚い提案をされた時に流されずに、、しっかり断れるかを試そうとしたんだ。。悪に屈しないかをな。。ラフマニノフは素晴らしい。。天下の私に屈しない姿勢がな。政治家になる上で必要なことだ」


ショパン「でも、夢のためには手段を選んでいられないんだよ!それだけこの夢に力を入れているんだ!だから、シナメルド様の協力を得られないかなって思ったんだよ!夢のためならプライドを捨てようとすら思ったんだ!本来、お偉い様に頼むなんてしたくなかったんだけど。これでも勇気を出したんだ。シナメルド様。どうか、音楽学校を潰さないでください。僕はエキスパートピアノが生きがいなんです!できるだけたくさんの人にピアノの魅力を伝え、ピアノに出会う縁を作ってあげたいだけなんです!」


シナメルド「脅して本当にすまなかった。君たちの夢を心から応援させてもらう。それより、生命ポイントの用意は私に任せなさい。今の2人の話を聞いて、私も協力したくなった。宣伝も私の力を使って、霊界全体にしてやろう」


ラフマニノフ「それはありがたいが、汚いことはしませんよ?政治の仕事は私もショパンも関わりたいとは思っておりますが!」


シナメルド「そうだ。それでいいんだ!君以上に、私は正義や正しいことを重んじることがわかってないな?」


ラフマニノフ「それならこれからもお付き合い、よろしく!それから、ひとつ、頼みがあるんだが!」


シナメルド「なんだ?頼み?」


ラフマニノフ「友達になってほしい。あんたとは気が合いそうだ!お互い、正義を重んじる生き様がね!これからはタメロで接するが、それも許してほしい!」


ショパン「さすがにタメ口はまずい気が!」


シナメルド「そうしてもらえると、こちらも助かるぞ!私はタメロで会話したことはもうかなり遠い昔だ。寂しかったんだ。心許せるダチになろうぞ!」


ラフマニノフ「この3人はこれからどんなことがあっても共に助け合うダチでいよう!ほら、ショパンも約束の握手をしろ!」


ショパン「霊界で最高の立場であるシナメルド様に握手?トモダチ?」


ラフマニノフ「様をつけるな。『シナメルド』だ」


ショパン「シナメルド!ラフマ!これからいつまでも助け合っていこう!僕たちはトモダチだ!」


シナメルド「そうだ!そうだ!お前たち!面白い奴らだな!こんな愉快な気分は初めてだ!ハハハ!この札を渡しておく。なにかあったときに、この札を見せれば、悪い待遇はされないだろう!」


ラフマニノフ「ありがとう。シナメルド!俺たちも必ずあんたの力になれるように精進してゆくさ。助け合いだ」


 3人がトモダチになり、互いに何があっても協力して、困難を乗り越えていくことを誓い合った記念日になった。


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