第3話「イチゴジャム」
こんにちは。アームストロングです。
ほうれん草のシチューをショパンとラフマニノフで一緒に作り、食べました。
ショパンは料理に興味なかった様子でしたが、始めた途端、やる気になり、ラフマニノフは昨日、シチュー食べたばかりなのにと嘆いていました。
牧場の霊界最高の牛であるバンバの乳を使用したシチューは絶品でした。手作りのイチゴジャムと焼きたてのパンなども一緒に食べました。
イチゴはゼロから勉強して栽培しました。地上世界では1年に一度の旬の時期である5月6月くらいに収穫できるのですが、霊界では自由に自分で収穫の時期を設定できます。
私は地上世界を思い出し、懐かしさに浸りたいから、地上世界と同じ時期に収穫できるようにしました。一季なりのイチゴで10月に植え付けをしました。地上時間で10月です。地上に合わせていきました。
イチゴ専用の鉢を使いました。初心者用におすすめのストロベリーポットです。果実が垂れ下がって地面につかないので病気の発生も少なくなるし、見た目も楽しめるし。細かい説明は省きますが、うまくいきました。実は、生前もイチゴをつくっていました。ラフマニノフは栽培方法を私はすでに知っているのに教えてくれたり、監督役をしてくれました。
ショパンはダンスを一生懸命練習していました。今度、私と踊りたいらしく、一人でがんばっているのです。私は音楽の作曲が忙しいからしたくないのですが、ショパンが一緒に踊らないとグレて、「音楽一緒に活動しなくなるぞ!」と言われ、するしかないみたいです。ショパンがあのダンスを踊るなんて少し不気味ですね。ショパンも進化しているのです。ショパンは生前から、役者の才能があるなんて思われていましたからね。寸劇や即興の劇でも才能を発揮していたのですからね。
3人で丸い小さな机を囲んで、イチゴジャムをなめました。小さい机というのがポイントです。全長1・5メートルくらいの机で距離感がいいです。親近感がわきます。大きすぎる机だとお互い体を触れ合えないからなんか寂しくて嫌なんですよね。
ショパンをイチコジャムを全て食べてしまいそうな勢いなので注意したら
「私は生前、病弱で好きなものをなかなか自由に食べれなかったんだ。霊界にいるときくらい好きなだけ食べさせてくれ!」
と懇願していましたが、ラフマニノフがジャムの瓶を取り上げて、「もうこれでショパンはおしまい!」と制限して、ショパンから睨まれていました。ショパンの保護者、見守り役がラフマニノフなのでしょうね。
それにしても、イチゴ栽培は楽しかったです。自分で作り、自分で収穫し、食べることの喜びと快感を覚えました。
ラフマニノフはマナーにうるさくて、ショパンが口でピチャピチャと音を立てて食べるのを嫌がって、注意すると、ショパンと喧嘩になってしまいました。
ショパン「こんな音くらい気にするなよ。ピアノの音みたいでいいだろう!」
ラフマニノフ「ピアノと一緒にするな。ショパン!私と一緒にいるときはマナーは守ってもらう!」
ショパン「ラフマニノフって神経質だよな。一緒に居づらいときがある。今度、意地悪って曲作ろう!それにしても、私のピチャピチャがうるさいというなら、君の下手なうるさいピアノの即興演奏もやめてくれないか。」
ラフマニノフ「ピアノは悪くない!よって、私も悪くない!ピアノは鳴らすためにあるんだ!」
ショパン「なんだそれ!!!」
言い合いは1分くらい続きました。
私がほうれん草を収穫していると、宇宙の神、ミヤザワトモヒデがいきなり空から飛んでやってきましたが、すぐに月へと行ってしまいました。なんだったんだろう。あれは。




