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第15話「ゲームセンター」

霊界で最も人気なゲームセンターに来ていた。ショパン「ゲームなんてあまり興味ないんだけどなー」


ラフマニノフ「やったら絶対にハマるから!勝負の面白さにいい加減目覚めなさい!」


 ショパンはラフマニノフに誘われ、ポーカーゲームをやった。


 ラフマニノフは開始5分でロイヤルストレートフラッシュを出した。ショパンは開始20分でファイブカードを出した。


ラフマニノフ「ロイヤルストレートフラッシュは5種類のカードからなる最高位のハンドだ。ファイブカードは1種類のカードからなる最高位のハンド。ピアノー色に染まっていて、誰も追いつかないレベルのショパンにはうってつけだな。一種類のカードしか使わないのがピアノ曲しか作曲しないという共通点があり、ピアノ曲においては1位だし、ファイブカードはポーカーゲームの1位の手だからな」


ショパン「君の出したロイヤルストレートフラッシュと僕のファイブカードはどっちが上なの?」


ラフマニノフ「ファイブカードはロイヤルストレートフラッシュより強いとするルールが一般的だが、ワイルドカード、つまりジョーカーを含まないロイヤルストレートフラッシュはファイブカードより強いというルールが用いられる場合がある。俺のはジョーカーを含んでないし、ここのゲームセンターのルールでは俺の手のほうが強いみたいだな!ついてないな!ショパン!」


ショパン「ファイブカードのほうが強いんでしょ?じゃあ、僕の勝ちだよね!」


ラフマニノフ「いや、その時のポーカーのルールにより若干、変わる。このゲームセンターではファイブカードよりジョーカーを含まないロイヤルフラッシュ、すなわちロイヤルストレートフラッシュのほうが強いという設定なんだ!だから、俺の勝ちだ!それに、俺はショパンより15分早くこの手を出した!総合的に見て、俺の方が勝負は勝ちだな!」


ショパン「キーーーー!悔しい!」


 2人は音楽ゲームコーナーへと移動した。


 ピアノで出てくる鍵盤の指定された場所をどれだけ正確にミスなくタッチできるかを競うゲームがあった。


ショパン「これは僕たちが弾いたことがないものを選択して、競おうよ。じゃないと、得意な曲だけ選んで、ノーミスで弾けても全然不公平だし、自慢にならないしね」


ラフマニノフ「では、アームストロングのピアノ中毒でも弾こうか!俺たちよりCDが売れて悔しかったよな。覚えているか?」


ショパン「アームストロングだろ?でも、種類が違うから、同じ土俵で比べないほうがいい。ピアノ中毒は歌入りだからな。人が声に出して歌うもの。私たちはピアノ音楽。クラシックだから」


 結局、2人が聞いたことはあっても、弾いたことはないピアノ中毒をどれだけ初見でノーミスで弾きとおせるかのゲームでは、ラフマニノフに軍配だった。


ラフマニノフ「ショパン!まだまだだな。精進しなさい!」


 次は絶対音感をピアノで競うゲームだった。


 ラフマニノフは3つの和音くらいは、どの音か聞き分けられるが、ショパンは8つの音を正確に聞き分けた。ショパンのほうが上手だった。


ショパン「これで2対1で君が優勢だね」


 最後は30分の間にどれだけ初見の楽譜を覚えられるか!正確に弾けるか!を競うゲームを実行した。


 これはショパンに軍配だった。


ショパン「やっとラフマと引き分けだー」


ラフマニノフ「ショパン!お前忘れてないか?この最後にやった曲はお前が生前、作曲したノクターンだろ?忘れているな?」


ショパン「えっ?そんなことってある?曲名には雪国の悲哀って書かれていて、絶対に僕の曲じゃないと思うけど?」


ラフマニノフ「ハハハ!引っかけたんだよ!俺が。お前のノクターンを曲名を変えて、覚えているか試したんだよ!覚えてなかったようだな!一回俺に勝ったという感情を一瞬でも味わせてやりたかったんだよ。錯覚でもいいからな。現実では、絶対に俺には勝てないだろうからな。まあ、今のはただの練習だ。これから本番だ!今度はしっかりと俺たちが知らない曲で行く。覚悟はいいか?勝ちたいなら真剣にな!」


ショパン「なんか、疲れた⋯ラフマ⋯なんでそこまでするんだろう。でも、君に勝ちたいから本気出すよ。ラフマも本気出せよな!」


ラフマニノフ「もちろんだ!いくぞ!」

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