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番外編♯2「黄色いヒヨコ」




 「僕を見て!! ピヨ!! ピヨピヨ!!」


 繁華街の店がたくさん立ち並ぶ場所の横脇に、、目立つ黄色の小さなヒヨコが、、客寄せしていた。。


 「僕は、、話せるヒヨコ!! 可愛いと思ったら、、お恵みを!! こんな風にダンスだってできるんだぞ??」


 そのヒヨコは、、アクロバティックに、、バック転をしてみた。。


 ガーン!!


 「痛ってぇーーーー!!」


 頭を思い切り地面にぶつけて、、叫び声を上げた。。



 しかし、、誰もヒヨコを注目してはくれなかった。。


 ヒヨコの周りには誰もいない。。みんな無視して通り過ぎていく。。


 ヒヨコはカントリーヌというピアノを弾き始めた。。


 しかし、、ヒヨコは体が小さく、、ピアノも体の大きさに合わせて変形してくれるとはいえ、、全長5センチほどしかならず、、ピアノを弾いても、、音もみんなに聞こえないし、、目立たなかった。。


 ヒヨコは小さな体のせいで、、いつも客寄せできずに、、苦境に陥っていた。。


 

 だが、、あきらめずにヒヨコはピアノを弾き続けた。。


 自分の前にはたくさんのお客さんがいて、、聞いてくれる聴衆がいて、、感動してもらっていると、、

 

 妄想した。


 

 すると、、二人の男性が不意に現れた。。


 「ショパン?? ラフマニノフ??」


 ヒヨコはあまりに強く鮮明に妄想し、、イメージして、、聴衆が目の前にいると思い込んでいたので、、


 幻覚を見たのだと、、目を閉じた。。


 「やったぞ!! とうとう、、憧れのショパンとラフマニノフがリアルに幻覚として現れた。。幻でもいい。。寂しくないから」


 ヒヨコは泣き始めた。。


 幻でもいいから、、憧れのショパンとラフマニノフに会いたかったのだ。。


 

 「幻じゃないよ!! 本物だよ!!」


 幻覚かと思っていたショパンがしゃべった。。


 「ヒヨコ君。。ある人が、、君のことを俺たちに教えてくれたんだ!!」


 幻覚かと思っていたラフマニノフもしゃべった。。


 「カントリーヌを使ってくれていて、、嬉しいよ。。僕たちの開発したピアノだよね。これから、、君を僕たちの学校に入学させるよ。。いつも一人で困っていたんでしょ?? 孤独なのは、、辛いことだよね。。僕たちが救うから」


 「ショパン、、ラフマニノフ、、本物なの?? どうやって僕を知ったの?? どうして、、僕を救ってくれるの??」


 「名前も聞かなかったから、、誰かはわからないけど、、この繁華街に、、小さなヒヨコが毎日、、ピアノを悲しそうに弾いていると、、教えてくれたんだよ。。だから、、来てみた。。僕たちはピアノを愛する人たちを特に救いたいんだ!!」


 「僕はピアノが得意なんだ。。あとバック転もね」

 

 「バック転が?? それは僕もだよ。ピアノ好きで、、バック転が得意。。似てるね」


 ショパンはバック転を極めて、、サーカスに出演したこともある。。


 ショパンは、、更に、、ヒヨコに親近感がわいた。。


 「君はなぜ変身しないんだ?? ヒヨコの体じゃ、、何かと不便だろ??」


 「変身って何?? どうやってやるの??」


 「知らなかったのか?? この霊界では、、どんな姿にもなれるんだよ、、教えてやるよ!!」


 「ううん。。僕はこの小さな体のままがいい。。なぜなら、、小さくても必死に頑張って生きている自分が好きだからね」


 ヒヨコは誇らしそうな顔をしていた。。


 ショパンは自分の肩に、、ヒヨコに乗るように勧めたが……


 「ラフマニノフさんの方が、、眺めが良さそう。。背が高いから」


 ということだった。。


 「君が、、孤独だったのは、、これから強い武器になるよ。。音楽を学ぶもの、、音楽を作るものは、、孤独な経験がそのまま音になって現れるのだから」


 ショパンがヒヨコを励ました。。


 「寂しかったのが、、美しい音に変わるんだね?? そして、、こうやってあなたたちに出会えた喜びも音に変わる。。音楽は人生そのものだ。無駄なものがないんですよね」


 「そういえば、、僕達って、、7の数字の他にも黄色にも縁がある気がするね。。


 1、ゲンのイメージカラーが黄色だし、、


 2、僕は黄色いイチョウの木と知り合いだったし、、


 3、ヒマワリフラワーパークのヒマワリも元々、黄色だし、、


 4、この黄色いヒヨコも。


 5、それから、、かなり昔に響希君って子から、、黄色の薔薇とすみれをプレゼントされたし。。


 気のせいかな?? 黄色が僕たちに集まってきているような……」


 

 「イエローは、、学びや知的好奇心を刺激し、アイデアを生み出す色とされているからな。。ショパンの無限の音楽的アイデアは、、もしかしたら、、イエローに愛されているからなのかもしれないな」



 ショパンとラフマニノフに『黄色』が集まってくるのはある意味、、必然だったのかもしれない。。



 『黄色』は、、アイデアを生み出す色の他にも


 ・金運・豊かさ: 古くから「黄金」に通じる色として、富や商売繁盛、金運アップの色として親しまれている。。


 ショパンは霊界最大の億万長者、ラフマニノフもかなりの金持ちだし。。


 ・希望・幸福: 太陽の光のように心を明るくし、楽しさや喜びをもたらす。


 ショパンとラフマニノフの音楽は、、太陽の光そのもので、、数え切れない人たちに楽しみと喜びをもたらしてきた。


 ・警告・危険: 遠くからでも目立つため、信号機(黄信号)や工事現場のバリケードなど、注意を喚起するサインとして広く使われている。


 ショパンは作曲中などに無断で自分のところに来る人たちを槍部隊で追い返していた。近づくな注意、、でもあるかも。。



 考えすぎだろうか。


 類友の法則だろうか。


 

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