番外編♯1「ストロベリーホワイトチョコレート」
机の上に、、早く食べられるのを待ちわびているようなチョコレートがあった。。
そのチョコレートの包み紙には、、大きく「ショパン&ラフマニノフ」と書かれていた。。
「いよいよ、、明日、、発売だね」
「ああ、、楽しみだな!! ショパン!!」
まるで我が子を愛情深く見守るような眼差しで、、チョコレートを手に取り、、包み紙を剥がしたショパンは、、裸になってそのまま食べられるチョコレートを半分に折った。
「さあ、ラフマ。食べな。。君の作ったストロベリーチョコレートと僕のホワイトチョコレートが2色で混ざり合っている、、ストロベリーホワイトチョコレートだよ」
「わざわざ言わなくても分かる説明をしたのはなぜだ?? 俺も一緒に作ったんだから、、説明は不要だぞ??」
「その無駄な説明が、、僕の味だと思ってほしいんだけどね」
「お前の味は、、このホワイトチョコレートだろ??」
「頭が真っ白になったよ。。ホワイトなだけにね」
ショパンとラフマニノフは、、お互いに、、チョコレートを食べた。。
「パキン」
ラフマニノフは、、ショパンから渡されたチョコレートをそのまま丸かじりしている。
一方、ショパンは、、正方形に正確に6個に割って、、食べた。。
「チョコレートの食べ方一つで、、僕らの性格の違いが分かるね」
「ショパンは、、チョコレートを細かくして食べた。。何回も、、多く、、たくさん味わえるようにな。小さな感動を多くってタイプだな」
「そして、、ラフマは、、まるごとそのままかじりついて、、一口で、、大量に食べた。。壮大な味を楽しむために、、一気に大きな感動を味わうためにね」
「どちらが優れているかはわからないが、、大事に長く味わって食べるか、、一気に大きく味わって食べるかだな」
ショパンとラフマニノフはバディを組み、、常に一緒にいては、、タイプの違う対照的な光と影のコントラストで、、バランスの良い関係だった。。
「ねえ、ラフマ。。このチョコレートを白湯に溶かしてホットチョコレートにしても、、また違った楽しみ方ができるよね」
「チョコレートに感情があり、、もし、、生命を持ったとしたら、、それでも食ってしまうか??」
「突然、、何?? その質問?? これだけ美味しいなら食べてしまうかもね。ただし、、極限まで空腹状態な時だけだけどね」
「俺は、、チョコレートが可愛ければ、、食べないし、、生意気で嫌味な奴なら、、食べちゃうな」
二人の回答はまた、、独特の味があり、、分かれた。。
チョコレートに対して、、このような考えと言動を行うあたりが、、芸術家らしいのかもしれない。。




