第109話「最期まで生き抜いたご褒美」
ショパンとラフマニノフはゲンの経営する温泉に入っていた。。
ショパン「ああ、、いつ来ても、、ここはちょうどよい湯加減だね!!」
ラフマニノフ「湯につかり、体を綺麗に洗い、、さっぱりする感覚は快感すぎるな! ここ数年、、毎日来ているからな。。体を清潔にする喜びはすなわち生きてる喜びだな。。」
ショパン「このゲン温泉は、、来ない日がないよね。。ゲンには感謝してもしきれないよね。ゲンの利他の行動が、、いつの日か、、報われて、、返ってくるといいなあ」
ラフマニノフ「陰徳あれば陽報あり。必ずゲンは幸せになるさ」
ショパン「陰徳あれば陽報ありって、、どういう意味なの??」
ラフマニノフ「人知れず良い行い(陰徳)を積んでいれば、必ずはっきりと良い結果(陽報)が返ってくるという意味の言葉だよ。見返りを求めない地道な努力や善行は、誰かが見ており、いずれ評価や運として報われるという教えだ。無駄なことは何ひとつないんだよ。。」
二人で仲良く話していると、、ある青年が近寄ってきた。。
「ショパンさん、、ラフマニノフさん、、こんにちは。。僕を覚えていますか??」
ショパン「あっ?? 君は?? どこかで見た顔だな??」
ラフマニノフ「誰だっけ?? 会ったことあるか??」
「自殺未遂したときに、、二人に会い、、最期まで生き抜くと誓わされた、、堀越光です」
ショパン「あーーーー、、君か!! そうだそうだ!! もう60年前だから、、思い出せなかったんだ!!」
ラフマニノフ「忘れていてすまない。。だが、、最期まで生き抜けたのか?? 人生を全うできたのか??」
堀越光「だから、、こうして会っているんです!! でも、、酷いですよ!! 自殺したら地獄に行く罰があるなんてあの時、、嘘つきましたね?? ラフマニノフさん!!」
ラフマニノフ「それは君のためを思ってのことだ。嘘も方便だからな。。そして、、最期まで天寿を全うした気分はどうだ??」
堀越光「3か月前に私は、、亡くなり、、霊界入りしました。。本当に、、あの時、、自殺に成功しなくてよかったと思ってます。。最期まで生きて、、満足感や喜びが大きいです。。命を無駄にせず、、すべてを出し切って全力で生きたという誇りが、、歓喜そのものなのです。シナメルドから、、たくさんの生命ポイントをもらいましたし」
ショパン「僕たちに会いに来たということは、、もしかして、、エキスパートピアノに入り、、ピアノを学びたいってことだよね。。あの時、、最期まで生き抜けたら、、ピアノを教えてやるって約束したよね」
堀越光「僕は、、ピアニストでした。。だから、、ショパンとラフマニノフの音楽学校に、、ピアノをもっと本格的に学べるのを楽しみにしてました。。それにしても、、ショパンとラフマニノフさんは、、霊界では地上世界の何百倍も有名なんですね。驚きました。。大スターじゃないですか」
ショパン「ああ、、毎日、、幸せだよ。。そうだ、、今、、ここで、、君のピアノ演奏を聞いてみたい。。温泉でピアノを弾こうか。。湯の中にピアノを置いて、、それで演奏してもらう」
堀越光「地上世界では経験できない、、本当に、、霊界って面白い世界ですね。。」
ラフマニノフは、、ショパンと開発したグランドピアノ「カントリーヌ」を空中からポンと出し、、
温泉の中に置いた。。
ラフマニノフ「さあ、自由に、、好きな曲を弾いてくれ!!」
堀越光「二人のピアノの天才に聞かれてるとなると、、凄く恥ずかしいな。。きっと二人は酷評するでしょうが、、大した腕前ではないので、、あまり期待しないで聞いてください!!」
堀越光は、、ピアノを弾き出した。。
ラフマニノフ「この曲は、、ゲンの歌じゃないか??」
ショパン「アイデアだよ。これは」
ショパンとラフマニノフが意外な顔して、、驚いている。。
ショパンはゲンを堀越に内緒でバレないように呼び出した。。
ゲンが到着し、、堀越光のピアノ演奏を黙って気づかれないように聞いていた。。
堀越光「どうでした?? 僕のピア……あっ?? あなたは、、ゲンじゃないですか?? シンガーソングライターで日本で有名な、、アーティストの……」
ゲン「こんにちは。。ショパンの友人であり、、ラフマニノフの相棒のゲンです!! 全世界に生中継されて、、物質化霊で地上世界に現れたから、、僕のことは知っているよね??」
堀越光「実は、、ショパンやラフマニノフよりも、、あなたの大ファンなんです。。実際に、、お会いできて本当に飛び跳ねたい気分です!!」
ゲン「実際に飛び跳ねてみなよ。。ピアノの鍵盤の上で」
堀越光は、、ピアノで今の喜びを旋律にして、、披露した。。
ゲン「ショパンやラフマニノフ、角田エリス、川口芳樹を見てきたから、、それを比べると、、音劣りしてしまうけど、、僕が初めて、、ショパンとラフマニノフに、、勝てたから、、とても嬉しいよ!! 僕のほうが、、ショパンとラフマニノフより、、好きで、、ファンなんでしょ??」
堀越光「ゲンさんに会えることが一番の楽しみでした。。でも、、僕はショパンとラフマニノフの経営するエキスパートピアノ音楽学校に入学するつもりです。。ゲンさんともっと関わりたかったのですが」
ラフマニノフ「ハハハ。。面白いな。。実はゲンはエキスパートピアノの副校長をしているんだよ。。これからどんどんゲンと会えることになるぞ!! よかったな。。堀越!!」
堀越光「えっ?? ゲンが副校長だって?? それは初耳です」
ショパン「これから、、エキスパートピアノに行くから、、僕たちと一緒に車に乗って、、向かおう。。長い人生、、苦しいこともたくさんあっただろうに、、よく耐えた。。お疲れ様!!」
堀越光「苦しい人生の後に、、とんでもない喜びが待っていたんだな!! これからどんな世界が待っているのか、、楽しみです!!」
ゲン「僕の大ファンが、、僕のそばにいてくれることになった。。なんか、、幸せだよ。僕は今、とってもね!!」




